取り敢えずのエピローグ
ここまでで力尽きました。
短くて申し訳ない。
王女を誘拐云々は誤解なんで、無事釈放された訳だ。父王さんの謝罪付きで。王宮にて盛大にもてなさせて欲しいとか言われたが、そんなんやる前に、今、必要な仕事をしなはれと言うね。
例えばこれが、俺を盛大にもてなす事によって、周囲の貴族に対する牽制に成るって言うなら、喜んでもてなされてあげようとか思うんだが……嘘です。やられてもかなり嫌々です。むしろイ〇イヤ星人踊りまくる位だと思います。ネフェル王女が。
『何で私なんですか!! 師匠!!』
おや、空耳が。
まぁ、それはそれとして、行為に対してメリットが無いんでその辺丁重にお断りをさせて貰う。う~ん、他国の貴族を冤罪で捕まえたって事に対するお詫びって事なら、もてなすんじゃ無くて、普通に賠償金だと思うしなぁ。たぶん、それが一番、角が立たない対応だろうし。ここで変にもてなされるのも不自然じゃん?
いや、父王さん、最後まで納得してくれなかったけど。まぁ、この人の信仰心の強さ考えると“さもありなん”って感じなんだけども。
後、ヘンリエッタ王女も王城へ帰した。『何でですか!!』って言ってたけど、どう考えても。光の神から託されたお役目って意味じゃ完了してると思うし。
魔女派に狙われてるかもしれないってぇ情報の共有も、父王さんとちゃんとしてあるから、護衛も付くだろう。多分。それがマリエルかどうかは知らんが。
何はともあれ、聖王国でってか聖王国の王城で、俺が出来る事は、もう無いだろうさね。
さて、とっとと公爵邸のルティシア嬢んとこ戻って、ミカとバラキを心行くまでモフるんだぁ。




