連れて来たものを清算しましょう
今日はここまでで力が尽きました。
短くて申し訳ない。
他の皆は比較的時間がある訳だが、俺の方は、まぁ色々と手続きが目白押し。
盗賊山賊の引き渡しから、討伐した魔物の討伐証明に違法奴隷だった子供達の今後の行先希望を聞いての手配。
後、一応、ヘンリエッタ王女を襲った賊の報告もなぁ。
俺がDランク冒険者だって事も有って、疑われる事、疑われる事。
まぁ、これに関しちゃ、ランク上げてねぇ、俺の方にこそ、問題が有るんだけんどもよ。
まぁ、それらの問題は、俺が辺境伯だって事と、エクスシーア商会の後ろ盾もあって、力技だけども解決は出来たがね。
いや、後ろ盾も何も、俺が会長ではあるんだが。
船の手配もエクスシーア商会のソレを使ってる訳だが、基本、普通に交易してる船に同乗してるってぇだけなんで、各人での部屋が用意されてるってぇ訳じゃぁない。客船って訳でもないしな。
なんで。基本4人一組で船室を使う事に成る。って言っても、寛ぐ場所ってより、眠る為の部屋てぇだけなんで、問題は無いとは、思う。
それはそれとして、まぁ、盗賊山賊は守護兵士に引き渡して、討伐証明はギルドへ。そして、元違法奴隷達なんだが……
「連れて行く訳にゃいかんから、この街で保護するか、俺の領地へ送るしかないよなぁ」
『【肯定】ソレが一番妥当な判断だと思います』
故郷へ帰る子供達は良いんだ。その街なり村なりに行商しに行く店員に預ければ良いんだからな。もっとも、故郷へ帰すったって、旅費って物が掛かる。まぁ、基本、俺が出す訳だが。それでも、送って行くって事に成る訳なんでタダでって訳にはいかないんよね。
当然だが、その旅費の補填の為に、道中では手伝って貰う事にしたんだわ。
働かざるもの食うべからずなのだよ。
で、そうやって故郷に戻ると言った面子とは別に、この国で生きると決めた者達ってのもやっぱ居たんよ。そもそもが、口減らしの為に郷里を離れる事に成った子供だったりしてたんでなぁ。
そう言った面子の中から、適性とかやる気とか見て、商人見習いからメイド見習いまでをきっちりと決める。
家の領も、今は人手が足りんからなぁ。労働力は幾ら居ても構わんのだよ。




