ちょっとした悩み
また寝落ちしていて、ここまでしか進められませんでした。
申し訳ない。
新年式って、そう言えば、俺今回、パートナーいねぇじゃん。イブ達は侍女枠って事に成るんで、俺が正式にエスコートする相手が居ねぇんよね。
前は魔人族国の女王さんがパートナーに成ってくれたんで何の問題も無かったんだが、今回は、そう言う訳にも行かんからなぁ。
てか、今回も来たら、聖弓にチクって迎えに来て貰うがな。自分とこの新年式に参加しとけって言う、なぁ。
まぁ、どうしても居なかったら、1人で参加するけどさ。確かにパートナーが居ないってのは、貴族として、色々恥ずかしいって状況な訳だけど、女性がそうだって言うのに比べれば、男性は、そこまで“恥”って訳じゃないからな。
いやまぁ、それでも、パートナーは一応、探しておくけんども。
「師父、私がパートナーに成りますよ?」
「……」
いやまぁ、それでも、パートナーは一応、探しておくけんども。
「師父!?」
どっかの王女様が、俺に何か言ってるが、だから、釣り合ってねぇんだってばさ。体格的に。確かに国王陛下に、ネフェル王女のホスト役はやらされてるけど、新年式でエスコートする程、親しい間柄なのかと言われれば、ねぇ?
むしろ、エスコート役って言うだけなら、第一王子の方が良いんじゃね? 王族同士なんだし。
「てか、新年式まで居るつもりなんな」
「居ますよ!? 師父に弟子入りしている訳ですし!! 何で、そんな短時間で弟子入りが終わると思うのです!?」
「じゃ、免許皆伝で」
「まだ、何も教わって居ませんが!?」
そっかぁ、弟子入りって戯言、本気なんかぁ。
いや、王女様、足りてないのは経験だけなんで、それこそ道場破りでも繰り返してりゃ、経験積めると思うんだがねぇ。
「ですから、私が師父のパートナーとして、新年式に参加して差し上げます!」
「だから、体格的に釣り合わんのだってばよ」
いや、本気で。




