表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
666/1158

面倒な政治の事は取り敢えずぶん投げて

2025/09/07

 矛盾ヶ所を修正しました。

 今回、俺を公式に招待したのは、要は国交を開いた『獣人の王国』から、『アンタん所の辺境伯、めっちゃエライ!!』ってお褒めの言葉とかが正式に来たから、国内の貴族が文句を言わない程度の褒賞やりたいんだけど、どう? ってな事な訳なんな。


 うん、纏めたら酷く簡単に成ったな。

 まぁ、そんな訳で、勲章と報奨金、それと王都の一等地に、新しくお屋敷貰ったよ? 管理人付きで。管理人より文官をくれ、マジでマジで。


 まぁ、ほぼ使わない予定の屋敷なんだけど、コレの維持費は俺持ちなんな。まぁ、俺に不満を持つ貴族の留飲を下げるってぇ理由も有るらしい。

 いや、表の理由としては『あら、お宅のトールくん、王都に()()()()()()お屋敷が無いなんて、貴族としての自覚に欠けるんじゃありませんのぉ?』って感じに突っつかれるから、褒賞の一部として王都の貴族街一等地に屋敷を送ったって事に成ってるんだけど、王都に屋敷を持ってる貴族連中からすれば、その管理維持費もバカに成らないってのは知ってる訳で、『こいつだけ、楽にさせてやるかよぉ!!』ってな昏い情熱を滾らせてたんで、同じ所まで落とし込んだってのも有るんよ。


 まぁ、既に屋敷自体は持ってる訳なんだけど、俺が今、王都に持ってる屋敷って、爵位から考えると小さ過ぎる位らしいんで、そう言う意味では、今度貰った王都の一等地の屋敷の維持管理費とかを考えれば、今のソレは安すぎる位に安いんで、俺に不満を持ってる様な貴族からすれば、そう言う所とかも気に入らないんだろうけど。


 てか、貴族街の端の屋敷も、俺からしたら大きすぎる位に大きいんだけんども、これ、俺の感覚の方が貴族としては間違ってるんだろうな。あの広さでちゃんとした屋敷だと認識されて無いとか、どうなんよ? 平屋だからダメなんかね? まぁ、あっちはあっちで、これからは家の騎士団で使って貰う訳だけんども。


 それはそれとして、つまりは『俺と同じ様に金を使えよぉ』って言う。なんて言うか粘着質ってか水っぽいって言う貴族の気質ってヤツなんなんだろうね。いや、全員が全員と言う訳じゃないと思うけど。


 それは兎も角、やって来ました王都邸。褒賞としては後で発表って事に成るけど、先に鍵は貰ったんよ。『()()()出来てるから、もう住んで構わんよ』って事だったんで。


 キャンピングカーで鋼鉄製の門扉迄行くと、門番らしき二人がビシッと立っていて、それでも俺達の姿を確認すると、何か中に声を掛けてから、一礼をして門を開けてくれた。


「有り難う」

「いえ!! お帰りなさいませ!! オーサキ様!! お嬢様方!!」


 おおう、予想以上にビシッとしてらっしゃる。

 ……第一王子ん所で見た気がする兵士だったけど、良いんか? まぁ、本人達が不満そうにしてなかったから良いのかも知れんが、軍の方は辞めたのかね?

 てか、管理維持する人間って事で、目録は貰ってたけど、結構な人数が王都邸には詰めるみたいなんよな。

 開いた門を進んで行く訳なんだけど……辺境伯って、これだけの屋敷を維持しないといけないもんなんかね? 恐らく二階建てだろうと思われるレンガ造りのただっ広い建造物。うん。巨大とかそんな印象じゃない。だたっ広いってのがしっくり来る。脳がバグりそうだわ。


 門から200m程度を進み、屋敷の前にキャンピングカーを横付けする。うわぁ、視界にその横幅の全てが入りやがらねぇわ。んで、その玄関アプローチに、ずらっとメイドさんが並んでいる……屋敷を見て、メイドさんを見る。

 いや、屋敷の規模を見れば、この位のメイドさんが必要だってのは理解できる。理解は出来るんだが。


 何だろう、この盛大な無駄遣い感。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 666!ゾロ目ですねー(・∀・) せっかくの大きなお屋敷、どんな風に活用するのか楽しみです。 …いきなり吹き飛ばしたりしないですよね?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ