表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
546/1160

やぁってくれたぜ!!

 獣人の王国が膠着状態って事もあって自領へ。何かあった時の連絡は、サイレンが古代遺跡(ダンジョン)の砦の方に来たら、俺の方に報告が来る様に成っている。

 この報告がね、遂にやってくれたんよ。マトスンが。やらかしたって意味じゃなく、通信機の方を!!

 いや、まだ、流石に言葉をどうこう出来るってレベルじゃないけど、いくつかの電波帯を選択して、オン、オフの簡単な信号を送受信するってぇ程度のものだけんどもよ!!

 これの動力になるのは【魔力】なんよね。このあたりの技術は、ファティマが情報を開示した形。

 曰く『【当然】古代遺跡のシステムを使用している限り、ここの最低限のメンテナンスを任せなければいけなくなることも有るでしょう。不本意ですが。そのための最低限の教材としては最適だと愚考いたします。不本意ですが』との事なんだわ。凄っげぇ不満そうに言ってたが。

 いや、ファティマだってマトスンの技術力は認めてるみたいなんよ? ただ、ファーストコンタクトが()()だったからなぁ。


 ある程度の距離になると中継機が必要になるけど、離れた距離をほぼノータイムで繋ぐ事が出来るってのは、凄いことなんだわ。ただ、中継基地無しで俺に通信できる距離は領主館から町の入口くらいまで。それ以上の距離は基地が必要。使用する場合は、相手も起動状態じゃないといけなくて、その上、呼び出し音みたいなのも無いから、四六時中誰か付いてないといけない、とかとか、まぁ、まだまだ課題も多いけんどもさ。


 ただ、これで、街中に限れば、主要な場所にはすぐ連絡がつくってぇ体制が出来た訳なんだわ。


 そんな理由で、少なくとも、俺が領主館に居れば、即座に連絡がつくってぇ訳だ。もっとも、不在の場合はつかない訳だが、ただ、その場合でも、俺が不在だってぇ事は、先方には分かるからな。その辺りは大事だと思う。


 ******


 獣人の王国の事は気にはなるが、こっちだって何時までもそれに張り付いてる訳にはいかない。こっちで、【呪詛】何かに関する話は、ヴィヴィアンの方に任せる事にした。多分、俺の知ってる中では一番知識ありそうなのアイツだし。

 それと、アンデットの目撃情報やら何やらの探索については、冒険者ギルドの方に依頼を出しておいた。そう言った情報に関しては冒険者ギルドの方が集まりやすいと思うし。これらの事に関しては、どちらにも了承を受けてる。

 特にヴィヴィアンの方は、『久々に、まともに依頼されましたんでぇ、ちょっと自分の存在感をアピールしますよぉ』とかって意気込んでたけど、アイツ、ああ見えて結構腕の良い魔法薬師だから、引く手あまただと思ってたんだが? アピールって何でじゃろ? 必要なときは声掛けてる筈なんだが。謎だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ