ひと時の一コマ
少し体調が崩れたらしく、これ以上の執筆が出来ませんでした。
短くて申し訳ありません。
「ワンモア、セッ!! ワンモア、セッ!! ここからだ!! お前の本気を見せてみろ!! 全て出し切ってから、どれだけ継続できるかが本当の価値だ!!」
「ヒヒィィィン!!」
ゼーゼーと荒い息を吐きながら、屈伸運動、腕立て伏せ、腹筋運動の三運動と10mダッシュを繰り返させる。
具体的には、立った状態からスクワット✕10、そこから伏せてプッシュアップ✕10、更に裏返ってシットアップ✕10、終わったら、また立ち上がるを1セットとして5セットやったら10mダッシュして、そこでまた三運動を5セットして戻りダッシュの繰り返し。
鍛え直そうってんなら、鍛えますともみっちりと。ただし体力方面。そもそも俺、斧使いだし、剣なんざ前世の剣道位しか知らんし、アレ、西洋剣の扱い方とも、また違うからなぁ。精々、俺が見られるのなんて、刃が立ってるかどうかを指摘する程度だし、具体的な使い方は軍務卿の方が詳しいだろう。あ、元、軍務卿だった。
元軍務卿の引退については結構すんなり行ったらしい。国王君は『あ、そうなんだ』位のテンションだったそうだし、宰相さんに至っては『流石!! 分身様!!』って感じだったそうな。
いや、止めてくれや、そのテンション。そもそも、分身なんかじゃないんだからね!
まぁ、そうは言っても相手はご老体。結構なお年を召していらっしゃる筈なんで、その辺は考慮しつつと言った感じか。もっとも、馬の顔見て何歳位かなんて分かろう筈もないんだがね。
俺がコーチングしてる間は、みんなも各々好きな事をしてる訳なんだが、ティネッツエちゃんが聖女の館にある図書室に本を読みに行ってる外は、全員が全員、何故か鍛錬場へ。
ミカとバラキは俺の近くで侍っているが、ウリとラファは、何かアルバストラのダッシュの時に付き合って走っている。うんまぁ三運動やってる時に『早く早く』とプレッシャーかけるのは止めてあげて。イブとジャンヌの魔法の練習は、まぁ、良いけどラミアーとセフィは何をしてるのか。
「ん? 実験」
『ひんしゅかいりょう?』
何か植物を生やしたり枯らしたりしてると思えば。てか、なぜ今? 領地に戻ってからでも良いんやで?




