さあ、次のステージだ!!
この所、国王様からの依頼が多かったんで中断してた古代遺跡調査を再開。
そもそも、自分の領地にある古代遺跡を把握するってのは、領主の、ひいては貴族の義務でもあるからな。
特に、ここ、俺が修行してた設定の場所だし。『良く知らない』とか宣ってたら、どんだけ脳内お花畑だと。
さてさて、メンバーは既に固定メンバーに成ってる俺と、ミカ、バラキ、ウリ、ラファの犬達に、イブ。ガブリはね、コボルトん所で穴掘ってますよ? 最近は悩む事なく穴掘りに邁進しているわ。自分のやりたい事が出来たってのは良い事だ。セアルティはセアルティでオスローに付き合って魔物狩りに勤しんでる。結構面倒見が良いよな。姉御肌と言うかさ、多分オスローの事は、子分くらいに思ってそうだが。イグディ? 公都で教会護ってますよ? 家族で。
さて、探索のメンバーなんだけれども、ファティマとジャンヌの聖武器コンビと、ラミアーとセフィの魔物コンビ。そしてティネッツエちゃん。彼女の探査能力には、毎度お世話に成ってるからなぁ。どこぞの俺のプラーナ狙いの魔物共は、もうちょっと見習ってほしい所なんだが?
「適材適所ぉ」
『まもるよ~』
……まぁ良いけど。
それと、デフォでオファニムとケルブ。二人がいないと、俺が全力全開で戦闘するって訳にゃいかんからな。
『【確認】どこへ行きますか? マスター』
「そうだなぁ」
前回、獣人の王国が中途半端なまま戻って来ちまってはいるが、あそこは俺の噂話が、どんな感じに広まってるかが分らんのがなぁ。取り敢えずはルールールーの一族の方に、俺が『赤銅のゴブリンライダー』だってぇ噂がどんな感じで広まってるかってのを調べて貰うのが良いか。
ついでに皇国の方もなぁ。向こうも謎の情報を皇族に吹き込んでくれやがった輩が居る様だしな。
この辺り調べれば、多少の敵の輪郭も見えて来るんじゃなぇかな? 見えてくると良いなぁ。
そうなると、この辺は後回しの方が良いだろうさね。
「だとしたら、新しい“扉”の確認だな」
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“扉”とガーディアンは必ず一対になるってか、そもそもガーディアンが“扉”を持ってる訳だからな。これ、ガーディアンに“扉”を直付けするって事はせんかったんかね?
『【説明】それをやると、ガーディアンが潰れてしまうと、“扉”が機能しなくなりますので』
「なるほど?」
それは逆にガーディアン倒しちまったら、“扉”も使えなくなるんだから、むしろセキュリティー的には良いんじゃないのか?
『【苦笑】でも、変にガーディアンが故障したりしたら、“扉”も消滅する事に成るデス』
え? ああ、そういう事に成るのか。
そんな会話をしながら、恐らく同じシリーズなんだろう。何か幼い感じのデザインの水着姿のガーディアンが、開いた“扉”を潜る。
さてさて、ここにはどんな文化風習があるかねぇ?




