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考えをまとめる

 私事でバタバタしていて、今回短いです。

 申し訳ありません。

 皇女さんは問題無く帰国した訳だが。問題があるとすれば、暗躍してやがる、何かが居やがるってぇ事か。


『【推測】前後の関係からも、恐らく魔族が関係しているだろうとは思います』


 だろうな。俺は取り敢えず執務室の椅子に浅く座り、半ば寝転ぶ様に背もたれに体を預けた。


「トール、様、お茶」

「あんがと」


 その、ダラリとした姿勢のまま、イブからお茶を受け取って口に含む。わずかな酸味と苦みが舌の上に広がり、鼻腔へと抜ける。何でお茶って、こんなに落ち着くんじゃろね。

 多分相手は魔族だとは思うんだが、その割には嫌がらせ程度にしかなってない様な事を繰り返してるってぇ印象がする。

 それも、この大陸の中よりも、周囲の大陸で、だ。


 一応、バフォメットから聞きかじっている魔族の中で、武闘派とも言える魔族ってのはバフォメット(ほんにん)バルバトス(ギルマス)位か? ゴモリーは精神系だし、ベルゼブブは【オド】操作や、魔法に強いんだったか。

 もっとも、俺が知ってる魔族なんざ、その位か? あ、ベリアルが居たか、ちゃんと話を聞いた訳じゃないし、直接会った事も無いから印象が薄いけど、確かテイマー系だったと思ったんで、やっぱり、直接攻撃が強いって手合いじゃぁない。


 ガープ? 彼はもう居ない。良いね?


 さて、だとすれば、今暗躍してる魔族もそう言った輩である可能性が高いと思うんだわ。まぁ、もしかしたら、こう言う裏工作をやりながらでも、直接戦闘能力が高いって可能性は微レ存な訳だが。

 そもそも魔族は、基本的に、普通の人間よりも何倍も強いからな。半精神体で、魔法抵抗も高いし、そもそも不老で、ダメージを負っても即座に回復できる。


 生物として、人間の完全上位互換な訳だ。

 そんな魔族が、敵意をもって俺に相対している。向こうの目的がイマイチ分からない以上、こっちは後手に回るしかない。

 ちょっと厄介だよな。

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