共有したよ
私事でバタバタしていて、ここまでしか進められず、短いです。
申し訳ありません。
何はともあれ、国王様と、ついでにルーガルー翁にも情報共有。
流石に『魔族云々』は、俺の主観的憶測が多分に入ってるんでオミットさせて貰ったが。ただ、それでも、最近俺に対する悪評と評するには、いささか弱いが、それでも悪意ある流言を振り撒く者が居る。と言う事は報告させて貰った。
これで、国王様が『こんな危険なやつを国内に置いておくなぞ問題だ!! 爵位取り上げの上で追放だぁ!!』とかって言ってくれたら、貴族暮らしなんぞ辞めて、冒険者として旅から旅への生活に成れるかな? 成れるかな?
『【悲報】ワクワクしている所、申し訳ありませんが、その可能性は低いと言わざるを得ません。マスター』
あぁ、うん。俺も本気で言ってる訳じゃないよ? 最近のこの忙しさと、これから来る波乱の未来の想像に、ちょっと現実から逃避したくなっただけだから。
流石に今ある柵とか放り捨てる訳にゃいかんだろうさ。
……何で俺、こんだけのもん背負ってるんじゃ? 6才児なのになぁ。
まぁ、それが嫌じゃぁないって所が、俺も中々業が深いところなんだがね。
「ふむ、これは、納得するまで好きにやらせるしか無い樣だな、ルーガルー翁には悪いが」
おう、国王様も、俺と同じ結論に達した様だな。そう言って、国王様がルーガルー翁の方をチラリと見ると、爺さんが恭しく頷いた。
「それと同時に、城内への鎧の持ち込み等にも目を光らせて欲しい」
「分かりました」
まぁ、何か仕込まれても困るからな。
「それとトールにも、引き続き皇女のエスコートをよろしく頼む」
「了解しました」
まぁ、色々と世話になってるし、それ位はなぁ。




