ちょっとお話
引き続き体調を崩しています。
また、本編が短いです。
申し訳ありません。
国王様、何時もの応接室で対応って事に成ってたんだが、何か同席者が少々。てか、お久しぶりだねの第一王子様と初めましての第二王子様。なんかもうこの時点で厄介事の気配と言うか、すでに厄介なんじゃが?
俺のそんな感情を読み取ったのか、国王様が苦笑しつつ片手をあげた。
「悪いな、来てもらって」
「オヤジ!?」
「父上!?」
俺が入るなり、ねぎらいの言葉を掛けた国王陛下に王子達が目を剥く。
まぁ、一家臣に対する態度じゃねぇな。ただなぁ、国王様、割と俺と話してる時はこんなんなんだが?
恐らくは家族にも見せてなかった“素”の部分って事なんだろうな。まぁ、この無礼講モードの時に居る侍女さんとかは知ってるんだけんどもよ、ただ、基本空気扱いって事に成ってるからなぁ。
多分外に漏らしたら何か酷い事に成ると思うし。……常にアルミ鍋お玉でひっかく音が聞こえるようになる呪いが掛かるとか? やだやだ陰険だよなぁ王族って。
「何やら不穏な事を考えていた様に感じたのだが?」
「大した事は考えていませんでしたよ? 陛下」
普段考えてる『心をへし折る50の方法』とかの方が全然、不穏だしなぁ? それより、この面子で顔を突き合わせて語らにゃならん事って何さ。
そんなことを考えていたら、国王様がおもむろに口を開いた。
「他の上級貴族達にも通達したのだが、今度、皇国の皇族の者達が、我が国に表敬訪問をする事となった」
「ふむ」
「ほ、本当ですか!? 父上!!」
へぇ、第二王子は皇国って所がどんな国なのか分かってるみたいだな。俺は知らんけど。
『【解説】中央大陸を統べる巨大国家です。マスター』
え? 大陸一つ支配しちゃってるの? そんなん強大なんてモンじゃねぇんだが!?
『【追加】確実に全てに目が言ってるって訳じゃないデス。実際、小民族の反乱とかが頻繁に起きてるデス』
はぁ、凄い国があったもんだね。
『【肯定】即ち、そこを攻め滅ぼしてしまえば、オーナーが世界統一を』
やらねぇよ!!




