表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
418/1158

新年式に行くぜ

 少し体調を崩し、書き進められませんでした。

 申し訳ありません。

 新年式に参加する為、王都に向かう。今回、第二夫人(ママン)も同行してる。何か、俺が居ない間に、礼儀作法の家庭教師的立ち位置に成ってたっぽい。王様からの依頼で。


 家のママン、元王族だし、そう言った作法も教えときなはれって事らしい。そもそも社交ダンスの家庭教師ではあったしね。しかし、宮廷での礼儀作法ね。あれか? 魔人族の国(りんごく)の女王に忖度し始めたか?

 いや、国王様(セルヴィスおじさん)、そういうタイプじゃねぇな。


「何か、幼女が増えて居るのじゃ」


 やっと口を開いたと思ったら、それ? 家の領主館来てから、何でかブスッとしてたけど。それが原因? 言い訳になるが、俺が望んで増やしてる訳じゃないんよ? まぁ、増えた後、許容してるってだけで問題だとか思ってるんかもしれんが、言っとくけど、まともに人間なのイブとティネッツエちゃんだけだからな?

 魔人族の女王は、ブスッとしたまま、俺の事をジロリと睨む。

 あー。何かね、隣国の王女(エリス)今年もこっち来てるんよ。


「自国の人達は良いのか? 二年続けてこっち来てると、なんか言われねぇ?」

「むしろ国元の者達は応援してくれているのじゃ」


 それはそれでどうよ?


 ******


 新年式自体は恙なく終わった。特に問題ないと言うか、もしかしたら貴族的言い回しで嫌味を言われたり嘲笑を受けたりしてたかも知れんが、まぁ気にしないし、気にならない。だって、そんな教え受けてないし。

 ほんの数年前まで、市民としてすら最低ラインで生きて来てたやつが、唐突に貴族になったらこんな物だろうさね。

 本来ならデビュッタントすらしてない子供が足をはこべる様な夜会じゃないんだけどさ。


「オーサキ伯ですね?」


 エリスと踊り、一息ついてた俺に、執事の1人が声を掛けて来る。


「国王陛下がお呼びです」


 ……また厄介事かね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ