ちょっとお話
PC不調で、ここまでしか書けませんでした。
申し訳ない。
「ほっほう? それは愉っ快っ!! 痛~~~~快っ!! 腰抜けベリアルのっ!! 悔しがる顔っがっ!! 目っにっ浮かぶ、様~~~~だっ!! さすっがはっ、吾輩がライッバルッ!! ト~~~~ルッ!!!!」
毎度思うんだが、俺の名前の前の枕詞必要か?
ムシュフシュを倒したのが俺達って事は秘密に成ってるけど、俺達を推薦したのはバフォメットだし、同じ魔族が関わってる事だしってことで、一応、話だけしておくことにした。
オーサキ領に戻り、騎士団を訓練しているコイツを見つけ『そう言や、言っといた方が良いかね?』位の軽い気持ちで話をしたんだが。
そもそも、コイツがベリアルとの契約で動けないって事だったから、俺等にお鉢が回ってきたんだし、事の顛末位はな。
そう、事の顛末。自領に戻る前に、依頼完了報告も兼ねて、グラスん所に寄って来た訳なんだが、ベリアル軍団は無事、壊滅したらしい。
ただ、ベリアル本人と、彼の配下の72柱の魔族には逃げられた様だ。
結局、帝都で返り討ちに会った後、軍団とは合流しなかったんやな。
そんな話も含めてバフォメットに話した訳だが。
バフォメット、ベリアルとの相性はあんま良くないってか、アイツの事、嫌ってるっぽくて、俺の話を聞いて大爆笑してやがる。
まぁ、基本、自分の戦闘能力高めてガチで戦うの大好きな戦闘狂と、使役した魔物に命令して戦わせるテイマーじゃぁ、考え方自体がかみ合わんだろうしな。
もっとも、戦闘でパーティー組めば、かみ合わせ自体は良いんだろうがさ。
そんな事を考えてるのが分かったのか、バフォメットがニヒルな笑みを浮かべる。うっわ、二枚目がやると、こう言う笑みですら絵になりやがるわ。
「そもそも、あの腰抜けの戦い方がっ、吾輩は、気に入らんのだっ!!」
「まぁ、分かる」
「であろう? テイムまでしておきながらっ!! 作戦も何もなく、適当な命令だけして放置するなどっ!! 戦略にもっ、戦術にもっ、まるでっ!! なってない!!!!」
あぁ、確かにムシュフシュもそんな感じだったわ。多分、ちゃんと戦えてたら、もっと苦戦してるはずだし。まぁ、それに関しちゃ助かったんだけんどもよ。




