表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
219/1173

やって来たぞと勇ましく?

 【一発開門拳撃試】ってのは、要はあの門を3回殴って開けるってぇ儀式の様な物らしい。まぁ、あの巨大門殴って開けられるんなら、そりゃ、力は見せられるわな。


「てか、3回?」

「うむ、3回一セットで一発通過をして貰う」


 ワンコインで3回殴るって感じか。有ったな前世でそんなゲーム。


「で、やるのは俺一人で良いんだよな?」


 そう訊ねると、タイガージョンが申し訳なさそうに頷いた。それは俺だけを試すって事が申し訳無いのか、全員が試しを出来ない事に対する申し訳無さなのか……

 バフォメットはこの集落に何度か足を運んでるっぽいから、免除されるのは当然として、イブやラミアーは……まぁ行けそうだとしても、ルールールーには流石に無理だろう。

 俺一人が“試し”を受ければ良いってんなら、何も問題はない。


 身体能(フィジカルエ)力向上(ンチャントメント)はパッシブ。ブーストとアドアップはマシマシで、魔力外装は最低限。そしてプラーナの体内循環を濃密にしつつも加速、加速、加速、加速。

 巨大門の前に立ち、あえて助走はつけない。


 ざわついている周囲の声が、次第に聞こえなくなり、景色が眼前に集中して行く。


 ()()


 ここまでは集中できる様に成った。未だ、邪竜の時程には行かないが、少しずつ近づいては行っている。

 いや、その事は後で考えよう。


 振りかぶり、足から順に威力を伝えて行く。空気が纏わり付き、刹那、突き破られる。


 ドンッ!!!!


 音を置き去りにした拳が門へと辿り着き、ドコオオオオォォォォォンッッッッ!!!!!! と言う轟音が周囲を揺らしながら、一瞬で全開に……成ったどころか、反動で戻って来た所をさらに一歩進んで迎撃。

 そのまま門を殴り飛ばした。


 ガゴンガゴンと転がり滑り、岩壁へとゴガンッ!! とブチ当たりようやっと止まる巨大門の扉。


「これで良いか?」


 すでに塵屑(ゴミクズ)と化した門扉を見て、唖然として目を見開くドゥガッシ達。満足そうに頷くタイガージョンと逆立ちーズ。大笑いするバフォメット。イブさんとラミアー、おまいらが胸を張ってるのは何でじゃ?


『【当然】マスターならこの位朝飯前ですね』

『【歓迎】ここからオーナーの覇道が始まるデス!』

「ワンワン!!」

「アオンアオン!!」

「ゥワンッ!!」

「……この位は当然だと思ってしまうわたしは、ずいぶんと毒されたものだと思います」


 何かごめんねルールールー。そしてジャンヌ、始まらねぇから覇道。


 ******


 何か、完全実力主義らしいやね巨人族。扉ぶっ飛ばしたら、なんか歓迎ムードに成ったわ。


「ヴァルモートによく来た!! ワシが巨人族族長!! エディーエイトランドだ!!」


 族長だと言う巨人は、文字通り他の巨人族より頭一つ抜け出て身長が高く、その体もまるで鋼鉄の様に黒々と光っていた。


 うん、ちょっと頭からなんか被ってくれないかな? 何故とは言わねえがちょっと姿見せんなや禿げ。

 色々と人にお見せ出来ねえんだよオマエの姿。


「のう? 嬢ちゃん達、ワシを見てどう思……」

「言わせねぇよ!!!!」


 まさかの下ネタかよ!! 男達が鍛え上げてる桃源郷じゃねぇんかよ!!


「って言うか、これでも力不足なんか? バフォメット」

「うむ」


 即答かよ。何だよその筋肉!! 飾りかよ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ