表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1179/1180

行っくよぉ!

 俺の忠告は一蹴されて終わったわ。

 そもそも臆病者のレッテルを貼ってる方からすれば『ビビり過ぎじゃね?』ってなもんだしなぁ。でも、一応思い付いた事は言ってるから、後で『何で気が付いてるなら言わなかった!!』とかって非難は受けないだろう。

 いや、『なんでもっとちゃんと止めなかった!!』ってな事を言って来る輩は居るかも知れんが、その時は俺も“本気で”相手をしてやる事にしよう。まぁ、そんな理不尽な文句垂れられるような輩が、生き延びられてたらの話になるだろうが。


 そこに想像力が働くような人間だったら、ちゃんと備えるだろうしなぁ。よっぽど悪運が強くなければ。


 ついでに、これから行軍する方の御偉方からは、『そんなに敵が怖いのなら、帰っても良いぞ?』って感じの事を言われたが、取り敢えずそっちには『お気になさらず』と言っておいた。

 最悪を想定しておくのが指揮する者の役目だと思うんじゃが、そんな蛮勇に逸ってる様な輩が軍の(トップ)で良いんかね?


『【補足】そう言った脳筋(もの)達には、大概、参謀役が付きますから』

「ああ、成程」


 先に立つ姿を見せて士気を高めるってぇ役目な訳ね。その尻拭いは周囲が行う、と。ストレスマッハやなぁ。


 ******


 進軍を前にして各国の軍も編成をやり直した訳だが、俺の所は遊撃ってぇ事に成った。いや、この期に及んで俺の所には何の通達もして来やがらなかったから、聞きに行ったんよ態々な。

 そしたら『貴殿の所は遊撃だった筈だが?』ってぇ返されたんよ。いや、確かに俺の役目は怪獣態になった魔族の迎撃だったんだから、遊撃と言えなくも無いんだが、編成変えたんだから、どう動く事に成ったのか位、伝えにこいや。


 とは言え、自由に動いて良いってんなら、自由に動かせて貰う。まぁ、基本は俺達パーティーは斬り込んでいくけど、誓狼騎士団の連中には、劣勢な場所に応援に行って貰うって言う形だがね。

 基本、家の軍は進軍側に付く感じ。撤退ってか本陣の後退側には参加しない。

 忠告はしたんだから、後は自分達で頑張ってもらおう、うん。


 俺のパーティーが完全攻撃振り切りなのは、俺の持ってる能力で迎撃に向いてるのが【フォートレス】位で、それも、完全に攻撃エネルギーを消滅させっちまうから、反撃すら出来なくなるってぇ厄介なものだから、だったら、もう完全に攻撃に向った方が良いだろうってぇ話なんだわ。


『【納得】攻撃こそ最大の防御と言う事ですね、マイマスター』

「聞こえ良く言えば、そうなんだろうけどさ」


 ファティマはそう言ってくれるけど、攻撃しか能がないってぇ事なんだわ。本当に防御には向いてないよなぁ俺。

 まぁ、必見撲滅(サーチ&デストロイ)の方が分かり易くて良いからなぁ。


 ともあれ、多少の混乱は有ったが、これで万魔殿軍(パズス)との全面決戦の場は整ったってぇ事だ。


 さぁて、無駄に規模は大きくなったけど、俺達が、やることは決まってる。精々、二度と敵対したく無くなる様に暴れますかね。


「アン! アオン!!」

「ワウン? ワン!!」

「アオン!! ワンワン!!」

「わん! わおん!!」


 うん、(ミカ)達もそう言ってる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ