良く考えると問題は無い。自分達には
作業してると眼性疲労で画面が見えなく成って来るのが……
老化の所為の様な気もしないでも無いですがw
遅くなり申し訳ない。
ギルド職員の面々がこの場に出た時には、あの有り様だったことも有って、出入り口が移動してたのを見たのは、俺くらいだっらしい。
いやまぁ、“扉”から出ての光景が、幼女少女に調教されてるA級冒険者パーティーなんてものだったら、その他の事が視界に入らなくても仕方がないだろうさ。
「と、言う訳で、流石に反省しれやイブさんや。後、アホ共」
「むう」
『りふじんん〜』
「何であたしもぉ?」
心配してくれたのは有り難いが、その辺りは公平に裁かんとな。直接的に手を出しちまったイブとセフィもそうだけど、止められるだけの力が有るのにも関わらず、止めもせずに笑ってたおまいも、充分共犯者だラミアー。
「え~、ファティマっちとジャンヌっちはぁ~?」
「何だその呼び方」
今までしてなかったよな? そんな呼び方。愛称にしたって文字数増えてっし。
それは兎も角、あの二人に関しては、笑いものにする以前に興味すら抱いてなかったからな。手を出す出さない以前の話なんだわ。まぁ、それもどうかとは思うが。
そしてラミアー。手を出さずとも、見てて笑いものにしてるって時点で、下手すりゃ手を出すより質が悪いっての。
ただそれにしたって、俺の軽はずみな行動故の事でもあるんで。今回は口頭注意で済ませておく。
むしろ問題なのは、どこぞに行ってしまった“扉”の方。
今回、長時間の滞在とか考えて無かったから、水にしろ食料にしろ……水は魔法で出せるし、食料の、特に野菜類はセフィが居れば何とでも成るから、あんまり問題はないのか? そもそも家のパーティー連中、狩り特化な所あるから、肉に関しちゃ、問題ない訳だし。いや、そもそも獲物が居なくちゃ話に成らんのか。
とは言え、未知の場所で、長時間過ごすのは……ギルドの職員さん以外は問題ないのか。【ソードオブグローリー】の面子だって、あれでもA級冒険者だし。アレでも。
強いて言えばキャンピングカーが無いから、寝る時はベッド使えないってぇだけの話で。いや、それもラミアーかセフィが居れば、その辺の物加工したり、生やした植物で何とでも成るんか。
あれ? あまり問題はないのか?
いや、連絡も無しに戻らないって時点で問題に成るか。こっち野営し続けるのには問題なくても、街の方は問題が出て来る訳だ。
そうなると、早目に“扉”を見つけるか、現在地を確定してそこから陸路で戻るかか。
「どう思う?」
『【返答】夜に成れば星座の位置から、緯度と経度の推察は出来ますが、その結果如何では、“扉”を探すのが早いと思われます』
『【応答】でも、そもそも発見した“扉”がアドミニストレーターの目撃した“扉”と同じ物だという確証はないのデェス!』
「あぁ、そう言う事も有るのか」
一つの宝物庫に対応してる“扉”が一つだけとは限らないんだよな。この場所自体が普通に開けた場所だから、俺が見つけた物以外の“扉”が発見される可能性もあるんよね。
ただ、“扉”自体は一対に成ってる物らしくて、一つの“扉”から複数の場所に行けるって事は無いそうなんで、あの、移動する“扉”さえ見つけちまえば、確実に戻れることは確定してる。
まぁ、それがどのくらいの時間が掛かるかは分からんから何とも言えんがな。
「と、言う訳で、一先ずここに拠点を造ろうと思うんだけど良いかな?」
俺がそう言うと、【ソードオブグローリー】の面々も、ギルド職員の人達も賛同してくれた。もっとも、ギルメンは、半ば諦めた様な感じだったけど。




