やってみた
体調不良で倒れてました。
申し訳ない。
拳を飛ばしての再装填で、まぁ問題は無いだろうけど、やはり、一時的にとは言え、手、そのものが失われるのも落ち着かない感じに成るだろうから、もう1つ2つは何かしら考えた方が良いだろうと思った。
アポリオンの時は1対1だったけど、最初に【闘神化】に目覚めた時は多対1だったしな。まぁ、サイズ差がアレだった上に、俺は、あまり記憶がないんだけど。
実際、あの【借力】とやらがアポリオンの固定スキルってぇ事じゃぁ無かった場合、同じ事が出来る魔族はまた出てくるだろう。
その時も必ず1対1であるとも限らないしな。その時に、手が使えるかどうかってのは、結構重要。掴んでの投げたりいなしたりが出来るのと、ガードしか出来ないのとでは、戦略の幅が全く違ってくるからなぁ。
てか、リアル寄りなんだから、頭部バルカンとか胸部バルカンとか有っても良さげなんだが、その辺りはどうなんだろ?
気にもしてなかったから、確認もしてねぇじゃん。いや、そうそう【闘神化】なんてやってられる物じゃないしなぁ。
その都度、誰にも邪魔されない大森林内だとか古代遺跡に行ったりしなきゃならんのだが、それだとしても、遺跡内部だと、攻撃の試し撃ちとかやれんし、冒険者とかが大勢いる大森林内でやったら、絶対に大騒ぎになるこど請け合いだし。
まぁ、今回は絶好の機会って訳だ。
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「これが!! シ〇イニングフィンガーと言う物か!!」
「たぶん違う」
足元で叫ぶラミアーの台詞に、思わずツッコむ。てか、何で知ってる。いや、たぶんまた俺の記憶を読みやがったな。
ウェブ小説並みのお手軽さで、俺の記憶を読まんで貰いたい所だ。
さてさて、俺が試してみたのは、掌から【プラーナビーム】だ。原理的には指から【プラーナビーム】と変わらんのだが、何か【闘神】の姿に成った時、こっちが頭に浮かんだ。まぁ、ラミアーが言った通り、ターンするXのあれが思い付いたからなぁ。もしくは運命なあんちくしょう。
威力的にも使い勝手的にも申し分無いんだが、ただコレ……
『【報告】この技はキャノンとエネルギーを共用しています』
って事らしい。いや、動力的な事を考えると、さもありなんって感じなんだがね。
要は【プラーナビーム】のエネルギーで使用してるのは、あらかじめ【闘神体】を形成する時に使用したエネルギーで、それは【プラーナキャノン】のソレと同じなんで、キャノンの方をチャージしようと思えば、ビームの方は使えなくなる。逆に、ビームを使い続けた場合、チャージが出来なくなるってぇ事な訳だ。
飛拳の場合は、その都度自身を回復させてる様な物で、エネルギーとしては別のモノを使用してるってぇ事に成る。




