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人気のない修行ターン

 国王陛下から直々に暫くのお休みを貰った。


 ってか、余所の派兵に行かなくて良いからってぇだけの事なんだけんども。

 まあ、その間に溜まってるお仕事やら、件の荒野の後始末とか色々あるんだがね。


 【魔神アポリオン】の解体は、冒険者ギルドの方へ依頼を掛け、その間の魔物の間引きに、兵士を当てる。

 戦争で戦った後って事も有って、交代制でって事ではある訳なんだが、その間引きには、(ミカ)達も代わる代わるに付いて行ってくれている。コイツ等も俺と一緒に働き詰めの筈なんだが、元気だよなぁ。


 一応にも国内にまで進行してきてた万魔殿の軍を撃退したってぇ事で、俺のポケットマネーから資金出して、領地内で小規模ながらお祭りの様な事もやっておいた。戦争が始まってから自粛ムードで、領民のストレスとか溜まってたと思うし、その発散の為ってぇ理由も有る。

 いや、戦争勃発前には、イベントラッシュだった事もあって、『一寸イベント多過ぎなんじゃね?』とか思ってたけど、それはそれこれはこれ。

 吐き出す場が無ければ、人間鬱憤が溜まるからなぁ。ソレが爆発してからじゃ、色々と遅いし。


 ******


『【質問】何を為さるおつもりですか? マイマスター』


 【魔神アボリオン】の解体も終わった、とある日。色々と一段落ついたし、国王陛下(セルヴィスおじさん)からの呼び出しも無いってぇ事もあって、俺は件の荒れ地に来ていた。

 唯の荒地なら兎も角、あっちこっち地面は抉れ、ガラス化してるってぇぺんぺん草も生えん様な有様の荒地オブ荒地。だから良い。


「ちょっと、技の開発でもしようかと思ってな」


 俺の言葉に『【仰天】え! これ以上!?』って感じの聖武器'Sと、ヘンリエッタ王女及びマリエル。そして魔物'Sとディエネッツェちゃん及びネフェル王女は『おお!!』って感じに目を輝かせ、イブは何か鼻息を荒くしている。

 ミカとバラキは、その辺をフンフンと嗅いで回ってるけど。


 今回の事でも確信出来たんだが、やっぱり中距離攻撃方法が無いのってキッツイわ。まぁ、レンジ自体は遠距離でも構わんのだけど、今、俺が【闘神化】した時に使える攻撃方法が徒手空拳か長距離必殺チャージショットって、ちょっとピーキー過ぎだと思うの。

 近距離で、まぁ、それなりの格闘技術を持っているとは言え、それでもアポリオンには、ダメージとしてあまり通ってはいなかったからな。

 近距離での攻撃力の強化と中距離での攻撃手段。特に連続での攻撃が出来るタイプのの開発は、急務だと思うんよね。

 とは言え、【闘神化】は俺の潜在意識的な部分でのイメージであの姿になったっぽいから、俺がイメージできれば、追加できそうな感はある。

 ただそう成ると、ここから更に新たな武器を持つってのが、何かイメージできないんよね。

 いや、追加の武器のイメージは作れても、その武器が単独で存在するってぇ方がね。何せ、基本的に【闘神化】は、俺の身体の延長線上的なイメージなんで、その体ってぇイメージの埒外にある“武器”ってものがイメージし辛いんよ。


 いや、背部キャノンは別だよ? あれ、ジェネレーター直結だから、むしろ身体の一部だろうし。

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