いやもう何これ?
先週の疲れが抜けきらず、昨日は更新が出来ませんでした。
とは言え、今回も少し思考が死んで居るっぽく、ここまでで限界でした。
申し訳ない。
誤解が解けたらしいイワンス将軍さ、あの後から俺達家族の事を下にも置かない扱いに成ったわ。いや、正確に言おう。あれだ、孫を猫可愛がりするお爺ちゃんだ。ちょくちょく俺達の所に顔を見せては『何か困った事は無いか?』とか『何か欲しい物は無いか?』とか聞きに来るんよ。自らなぁ。
いやぁ、何処需要よツンデレ爺さんって。
『【嘆息】誤解が解けたとは言え、少々馴れ馴れしすぎだと思いますね』
『【同意】そもそも助けて貰う立場でアレは無かったのデスゥ』
まぁ気持ちは分かるがね。『お爺ちゃんと呼んでも良いのだぞ』とか言われた時はマジドン引きしたわ。いやまぁ、外から見れば、祖父と孫ってか曾祖父とひ孫位の年齢差に見えるんだろうけどさ。
ただ俺、一応設定17才だからね? いや、そっちでも祖父と孫位の年齢差だけんどもさ。
あーさてさて、パズス軍は、もう完全に撤退したらしく、それは斥候役の兵士達からの報告でも、周辺の町や村からの情報収集でも同じ結論に成ったんで、こっちの軍は王都に戻る事に成った。
その帰還の行軍の間さぁ、何か入り浸られてるんよね。家のキャンピングカーの方にさ。いや、行きと違って帰還時は度々会議とか開く必要とか無いからって、どうなのさ?
「この馬車は良いのう。揺れも殆ど無く、その上、くつろげる空間になって居るのう」
「……暇なのか将軍さんよ。てか帰ってくれ」
「いやいや、向こうに居ってもおべっかばかりで退屈なのだよ。なら、可愛い孫とこうしておしゃべりしてる方が、有意義と言うものだ」
「お茶、です」
「うむうむ、イブちゃんは働き者だのう、良い嫁に成るぞ」
将軍の言葉に頬を押さえてクネクネと身を捩るイブ。いや、その爺さんにお茶とか出さんでよろし。ってか、孫じゃねぇし。
キャンピングカーのソファでお茶を飲みながら好好爺然とした笑みを浮かべてる将軍さん。いや、確かに憂慮していた事が一つ片付いたからってのは有るんだろうが、それにしても性格違い過ぎる気がするんだがね?
もしかしてアレか? 件のフォルネウスの投げ槍、頭蓋骨で止まってたと思ったんだが、実は貫通してて、前頭葉を傷つけてたんじゃねぇか? つまりはロボトミー。恐ろしい事に前世の某国で『人格治療』とか称して行われてたってぇヤツ。何か。性格が『穏やかになる』とかって言われてたけど、その実感情が死んでただけだったってぇオチの付く困った手術のアレだ。
いや、【プラーナ】で治療してるから、そう言うのも治ってるハズ。ハズだよな?




