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新年会、はぁじまっるっよぉっ!!

 遅くなりました。

 申し訳無い。

 そして新年会の当日。第二夫人(ママン)を伴っての登城。

 イブやファティマとは会場が違う為、途中で別れて、俺達は第一会場へ。

 一応、後見人と言う立場って事もあって、俺のパートナーは第二夫人が務めてくれている。

 因みにネフェル王女にはアルフレドが、ヘンリエッタ王女には例外的なからマリエルがエスコート役を。

 但し、二人共騎士としての立場でって事で、扱いとしては親戚とかそれに準じてるってぇそんな感じ、なんで、王女二人には、婚約者とか恋人何かは居ないって建前。

 いや、実際居ないんだけどさ、俺も含めて3人共に。

 そう言や、アルフレドにも居ないんだったか。公爵家子息として、どうなんだろ? その辺。

 基本的には親やら上司、寄親が見繕うみたいなんだが、一応上司に当たる俺だと、そう言った伝とか全く無いからなぁ。

 公爵に頑張ってもらうしか無いんよね。


 ******


 会場入りして王族が入場するまでは、軽い雑談タイム。

 その間にペンデルト子爵と侯爵子息(アルティナス)が挨拶に来た。いや、出来れば子爵の方とはお近付きに成りたくはないがね。

 面の皮厚いんやもん、このオッサン。

 娘さんが引きこもり気味なのが、悩みの種だとか何だとか。

 いや、こっちチラチラ見られても、関わる気ないからね?

 関わってすら居ないにもかかわらず、巻き込まれたりする訳だしなぁ。


 と、そこにラボラス侯爵も合流。来る時にお世話になったのでとか何とか。

 自分で言うのも何だが、高位貴族が集まってる所に、シレッと、紛れ込んて顔色を変えないペンデルト子爵は、ヤッパリ面の皮が厚いと思うんだわ。


 ラボラス侯爵が来た事で、話題が、野盗が増えてるかも知れないってぇ話へ。

 ペンデルト子爵は王都暮らしだからか、他の領地に向かう事なんざ無いんで、実感としては分からないらしいが、それでも宮廷内でそんな感じの噂は聞いて居るらしい。

 アルティナスは矢張り、実感として増えて来ている様に感じたんだとか。

 ただし、国内で凶作だったとか、何らかの魔獣が出て、壊滅した村があるとかって話は、聞いた事など無いと言うことなんで、増えた理由が分からないらしい。

 何となく不穏な感じはあるが、その理由にまでは思い当たらないってのが、共通の結論。矢張り、何者かが暗躍してるってのが妥当なんかねぇ。


 とか、やってる内に、国王陛下(セルヴィスおじさん)達一家の入場。一斉に傅く、俺も含めた臣下達。


「皆の者! 良く集まってくれた!! こうして、余の前に皆が元気な姿を見せてくれた事、大変うれしく思う!! さあ!! 今宵は新しい年の始まりである!! 大いに飲み、食べ、新しき一年へ向け、英気を養うと良い!!」


 国王陛下が、そう宣言し、新年会が始まった。

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