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魔酔う  作者: さばみそ
5/7

再び

あれから、私は外で酒を飲むのをやめた。エレベーターを使わなくてもいい一階へと引っ越しもした。生来とてもビビりな性分なのだ。あのような体験は二度とごめん被りたい。だが、それでもふと思い出す。考えてしまう。あの出来事は何だったのかと…


鏡の世界に迷いこんだ?

それともエレベーターの怪異で異世界に?


どちらにしろ、あの時のあの女性の顔が忘れられない。私が叫び声をあげた時に見せた、とても淋しそうな顔が…

ため息をつき、残業を終えて深夜の会社をあとにする。エレベーターを降りると、見慣れた風景が目の前に広がる。もう住んではいない、そこにあるはずのないマンション上階からの景色。私は疲れで思考が追い付かず、何かに身を委ねるようにふらふらと歩く。そして、あの扉の前に辿り着く。

扉を開けると、そこには彼女がいた。


「おかえりなさい…」


「ただいま…」



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