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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

この学園を貰いに来ました。

作者: アザメイ

前のやつ投稿せずに書いていてすいません。

恋愛、部活、勉強などなど、みんな学園生活と言えばと聞かれたらきっとそう答えるだろう。

だが、俺はそう思わない。


恋愛?そんなもの相手が飽きたらすぐに捨てられるだけだ。

部活?仲間との絆だの熱い思い出だの反吐が出る。

勉強?ただ決められたことしかできない機械的な作業のことか?


こんな無駄な学園生活なんてしていても意味がない。

何の意味もない。





どうせ僕が全部奪うのだから。





とある学校でのある出来事•••


佐藤先生「みんなー席につけー重大な発表があるぞー」


クラスの生徒達は「なにー先生ー」「なんかあるのー?」などなど言いながら席について行った。


佐藤先生「突然だが…このクラスに転校生が来ることになった‼︎」


クラスの生徒達は嬉しそうにしており、「やったー!」「男子か!?女子か!?」「どんな子なんだろー」などなど様々な声がしていた。


佐藤先生「よし!じゃあ入っていいぞ!」


ドアから出てきたのはやんわりとした雰囲気で、見た目ではとても優しそうな男だった。

顔立ちはそこそこ良く、身体もそれなりに鍛えられているように見える。


雲一「今日からこの学校に通うことになった、雲一アレンです。突然の転校で、いろいろとわからないがあるかもしれないので教えてくれると嬉しいです」


彼は、とても爽やかな笑顔でクラスの生徒に話をした。


クラスの生徒達は、彼をものすごく歓迎しているらしく、口笛や拍手が絶えなかった。




うるさい




佐藤先生「よし、雲一の席は鈴木の隣だから…一番後ろの席だな」

鈴木「はいはーい、ここだよー」

雲一「わかりました」


そう言われたのでとても陽気な鈴木という女の子の隣の席に座った。

一番後ろで右から三番目の席だった。

このクラスは雲一を入れて全員合わせて三十六人ほどだった。


佐藤先生「よーし転校生を紹介したことだし、さっそく授業を始めるぞー」


クラスの生徒達は「えーそんなー」と文句を言いつつも、授業に取り組んでいったのであった。


佐藤先生「そうだそうだ、雲一はまだ教科書がないから鈴木は見せてやれよー」

鈴木「わかったよー、じゃあはいこれ!」

雲一「ありがとう、鈴木さん」






授業が終わり、雲一の周りに人が集まってきた。

様々な質問が押し寄せてくる中、その途中である一人の男がその場を収めに入ってきた。


宮野「みんな、そんな一気に質問しても雲一くんが困っちゃうよ。あとで雲一くんへの質問をする紙を作るから、それで質問を紙に答えてもらってみんなに配布するってのはどうかな?」


クラスの生徒達は「いいねー」「なにを聞こうかなー」

と、クラスの生徒は納得したらしく、雲一の席から離れていった。


宮野「ごめんね、雲一くん騒がしいクラスで」

雲一「大丈夫だよ、これぐらい元気があればちょうど良いぐらいだよ」

宮野「そう言ってくれて嬉しいよ、僕はこのクラスの学級委員長をしている宮野って言うんだ!これからよろしくね」

雲一「うん、よろしくね」



そして雲一は転校してから約二ヶ月程でクラスに馴染んでいた。

しかし、ある奇妙なことが起きるようになった。


佐藤先生「誰だ…こんなことをしたのは!」

佐藤先生がそう言い放って手に持っているのは、宮野の筆箱で、筆箱の見た目がボロボロになっていた。


「ひどい…」「一体誰がこんなことを…」などなどクラス内でそのような話が飛び回っていた。


佐藤先生「今正直に名乗り出ないと、取り返しのつかないことになるぞ!」


沈黙する生徒達

いつも明るい雰囲気なのだが、今日はとても暗い


佐藤先生「わかった、誰か目撃した人がいたらこっそりでいい、先生に教えてくれ」


今日のところはこの話はここで終わった…


次の日宮野が自殺をしたという話が出てきた


今までの明るい雰囲気から一変し、とても暗い雰囲気だった。

なぜか佐藤先生は今まで通り授業をしていた。

だが、顔がかなりあの明るかった佐藤先生とは違っていて、顔がとても疲れきっていた。


そして日が経つにつれて、奇妙なことが多く起こるようになった。

落書きされた窓、バラされた机、蛍光灯が落ちてくるなどなど起こっていた。

そしてなにより、生徒の数が減っていた。

なぜか半分ほどの生徒は登校をしていない。

そんなことが数ヶ月起こっていき、次第には他の学年でもそのような不可解なことが起こるようになった。

学校は完全に暗い雰囲気の中、雲一だけは一人で笑っていた。


ある日学校に密告があった。



鈴木という人が全てやったこと。



という手紙だった。

鈴木は、雲一の隣の席にいる女の子で、とても明るく元気な子だった。

鈴木はこれを断固として拒否していたが、不可解にも次の日鈴木は退学になった。

このようにすぐに退学になるのはおかしい!と鈴木のクラスメイトが学校に訴えたが、何故か聞く耳を持とうともしなかった。

数日後鈴木もまた自殺をした。

遺書が残されており、「全て私がやりました、本当に申し訳ありませんでした」と書かれていた。

しかし、奇妙な出来事は徐々にエスカレートしていた。

事故死する生徒、発狂し飛び降りる先生などなど、この学校から人の数がどんどん減っていた。



しかし、雲一はまだ一人で笑っていた。




そんなある日のこと、高学年の生徒の一人が雲一を怪しいと雲一のクラスと先生達に密告。

彼は、雲一を尾行などしていたらしく不可解な行動が多すぎると言っていた。


数日後、その高学年の生徒が理事長室に呼ばれた。

彼は、きっと雲一のことについてだと思い、すぐに理事長室に向かった。

が、理事長室にはとんでもない光景が広がっていた。

校長の席になんと雲一が座っていた。

その隣には、完全におかしくなってしまった理事長先生がいた。


雲一「こんにちは先輩、初めましてだよね」


彼は恐怖した、雲一はこんな状況でも笑顔が絶えなかった。

そんな恐怖を感じていたその時、彼は後ろから取り押さえられた。

取り押さえにきたのは、雲一の担任の佐藤先生だった。


雲一「佐藤先生ありがとうございます、助かりました」


しかし、佐藤先生の顔はとても恐怖に満ちていた。


佐藤先生「お願いだ…雲一…あの写真を消してくれ…」

雲一「言うことを聞いていれば先生には何もしませんよ」

佐藤先生「わ、わかった」


そして雲一は取り押さえた先輩に近づいてきた。


雲一「よし、初めて答えに辿り着いた先輩にチャンスをあげましょう」

先輩「チャンス…だと?」

雲一「もし成功したら、ぼくはここから出て行きます、先輩が失敗したらあの理事長のように薬漬けにしてから死んでもらいます」


雲一は笑顔で淡々と話していた。


先輩「なぜこんなことを…」

雲一「なぜ?そんなの決まってますよ、こんな無駄な学園生活していてもつまらないでしょう?だから僕はいろいろな学園をぐちゃぐちゃにして、生徒達の学園生活を奪い、最後は壊してきたんですよ」

先輩「そんなことって…」

雲一「さて、チャレンジは…あ、そうだ。先輩には今からこの大量のマシュマロを食べて貰います!この袋にあるマシュマロ五分以内に全て食べたら先輩の勝ちってことで〜」

先輩「どういうつもりだ…」

雲一「はいスタート〜はやくしないとなにをするかわからないですよ〜」

先輩「待て!この状態で食えるか!」

雲一「あぁそうでした、佐藤先生 い そ い で 食べさせてあげてください」

佐藤先生「わ、わかりました」


佐藤先生は。急いで彼の口に大量のマシュマロを突っ込んだ。

先輩は苦しみながらも、かなりのスピードで食べていった。


そして四分後…


雲一「おーすごいですね先輩」

先輩「約束通り…この学園から出て行け…」

雲一「なにを言っているんですか?出て行きませんよ?」

先輩「そんな!約束が違うぞ!」

雲一「僕はここからって言ったんですよ、つまりはこの理事長から(笑)」

先輩「ふざける…うっ」


彼から大量の血が口から吐き出された。


先輩「まさかあの…」

雲一「そうそう、あのマシュマロお手製の薬で作ったかなり危険なマシュマロなんですよ。

それじゃあさようなら先輩♪︎」


彼はそのまま倒れ込んでしまい、沈黙した。


佐藤先生「こ、これでもういいでしょう」

雲一「そうですね、最後にこれを」


佐藤先生の首に何かの注射器を刺していた。


佐藤先生「な、なにを」

雲一「ただの頭をおかしくする薬ですよ薬」


そのまま佐藤先生は床に転がり倒れ込んでしまった。


雲一「そうだそうだ、あの浮気写真はついさっきあなたの親と奥さんに送っといて上げましたから」


それを聞いた佐藤先生は、発狂しながら床に頭を叩き続け、次第に静かになった。


雲一「今回も楽しかったなぁ〜」




次の日学園は謎の廃校になり、その学園は雲一ホールディングスに吸収されたとか。





次はあなたの学園を貰いに行きます。


友達とゴールデンウィークで書き合おうと言われたので、なんとか書きました。

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