ドリームポイント②
説明を受けながら明日馬は少しずつ違和感を覚えていく、
先ず、夢にしては中々時間が長い、いつもならもう覚めてしまっても良い頃だ。
次に、夢にしては何だか頭が回りすぎている様な気がする。夢の中というのはこんなにも考え事ができるものだったろうか、、、
ふと、明日馬はこんな質問をしてみる。
「国民はどこから召還?されてくるの?」
夢の中の話ならば本当はどうでも良い話だ。夢の中の登場人物がどこから来たなんて、
「明日馬様が眠りから覚めている時間、本来存在している地域から、近い地域の方々を選択しているはずです。
これは明日馬様の世界の方々は存在する地域によって、眠りに落ちる時間帯が大幅に異なるという理由です。
これは他の12人の王達も同様です。
明日馬様達が本来存在している地域の時間で夜22時から朝6時まで、この時間がオズワルドでの召還時間となります。5時間以上の召還で任意でオズワルドから本来の地域への帰還ができるようになります。」
「その時間に寝なかったらどうなるの?」
「強制召還が発動します。夜中の1時から朝の6時まで、何処にいても、どの様な状態でもその方々は眠りに落ちる事になります。」
本当だったら酷い話だ。ランダムで選択されるっていうのに、選ばれただけで、そいつは夜遊びとか夜中の素敵な自由時間を楽しむ事が出来なくなるんだから、、、
話が脱線してしまった。DPについて詳しく聞こう。余りにも現実離れしたこの話が本当かどうか考えるよりも今はこの夢を楽しむのが先だ。
「DPの説明の続きよろしく。」
「畏まりました。DPはあらゆる事に使用できます。建造物の作成、配下の召還、この世界でのご自身の能力の強化等、詳細はリストをご覧ください。」
リストあるのかよ!