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夢の国 指輪の王  作者: 針金
2/10

不思議な郵便物

21時32分に鈴木明日馬は一人暮らしである自分の家のドアを開けた。



手にはポストに入っていた郵便物と、コンビニで買った夜食とコーヒーがはいったビニール袋。



身体に悪いとは知っていながらも、明日馬は夜食を食べてそのまま眠りにつくのが好きだった。



コーヒーは日課だし、カフェインがはいっているが、夜食をお腹いっぱい食べればカフェインの効果なんて微々たるものだ。



夜食であるシーフード味のカップラーメンとおにぎりを交互に食べながら、明日馬は郵便物を確認する。



最近は通販も控えてたし、全く身に覚えがなかった。


差出人の記載はなく、宛先は明日馬自身である。



とりあえず封を開けてみると中にはビニールの緩衝材に包まれた銀色に輝く物が入っていた。



手にとってみると、それは茨の棘のようなデザインで真ん中に緑の宝石がはまった指輪だった。


(こんな痛そうなデザイン日常生活のどのシーンでつけるんだろう、、、バンドのライブか仮装かな?)


不思議に思いながらも明らかに自分宛ではない荷物に興味を失いながら、誤配達だろうという結論に至り指輪を放置。


歯を磨いてシャワーを浴び、明日郵便局に電話をしようと思いながら、ベッドマットの上に横になる。



(明日も早いしもう寝よう)



段々と意識が遠のいていく明日馬、同時にテーブルの上の指輪は暗闇の中で輝きはじめるのであった。








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