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二話~

「俺はお前が好きだ」


そういやお前は“好き”って言葉より“愛してる”って言葉が欲しいって言っていたな。

まぁ、今のお前には聞こえないからいいか。

初めて一日一緒に二人だけで遊んだ時、俺はお前に「綺麗だね」って言ったんだよな。

あれは今、思いだしても恥ずかしいな。

まぁ、どれだけ恥ずかしくても言って良かったと思うけど。

あの日からはお前からのアプローチが今まで以上に増えた。

お前があんなに積極的な性格だとは思わなかったけど、そんな一直線に俺のことを好きだなんて思ってくれるお前がすごく好きだった。

それから、お前と付き合い始めて、

毎日が楽しかった。友達たちにはウザがられたけどな。

まだ学生で金もないのにちょっと見栄はっていろいろ奢ってやったりしたな。

大人たちから見れば青臭い微笑ましいカップルだったんだと思うけど。

付き合い始めてから初めて二人で遠出したときにやっと手を繋いだ

緊張から手が汗ばんできて焦ったよ

 でもお前は俺の手汗なんて気づかないかのように振る舞ってずっと手を繋いでくれていたな。

その次の日の学校の帰り道からは毎日手を繋いで帰った。

手を繋ぐのにも慣れてきた日の帰り道、

あの日は寄り道していたらすっかり暗くなっていた。お前を家まで送っている時にふと会話が途切れた。

なに話そうかなって考えながらお前の横顔見てたら、なんだか手を繋いでるだけじゃ物足りなくなってきて


「気づいたら抱きしめてた」


あの時は自分でもびっくりしちゃったよ。

お前は何も言わないし、離れたら顔会わせてくれないしですごく気まずかった。

お前の家の玄関の灯りで二人とも顔が赤くなってるって事に気づかなかったら夜も眠れなかったと思う。

まぁ、どっちにしても抱きしめた感覚思い出して一人でドキドキして全然寝れなかったけど……

しばらくすると、俺の隣にはお前がいるのが普通になってきた。

別に嫌いになった訳じゃなかった。

ただ、お前はいつでも隣にいるものと安心したんだ。

言い方を変えるとお前との関係に慣れてきたんだ。

毎日のように熱烈に好意をアピールしなくてもお前は俺の隣にいてくれる。

そんな自惚れのような安心が俺の中に芽生えていた。

多少の会えない事があっても繋がっているという安心。

男友達と遊ぶ事も付き合う前ほどではないにしろ増えてきた。

ただ、もう一度言うがお前の事は変わらず、いやむしろ前より好きになっていたんだ


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