01 仮入部だぜ!
俺の名前は坂道一斗
中学1年生、そしてサッカー部だ!
俺はサッカーが好きで、小学校3年の頃にサッカーを始めた。
最初はチームメイトについていくのが精一杯だったけど、俺は努力した。
そして今、俺は最高の環境にいる。
この学校のサッカー部には、二年生が3人しかいないのだ。
三年生が県大会で引退すれば一年生中心のチームになる、すぐに試合に出られるかもしれないと言うことだ。
『キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪』
授業の終わりを知らせるチャイムがなる。
「ふぅ、やっと終わった〜」
「なあなあ、今日部活、仮入部の日だよなぁ?」
親友の幸平篤人が話しかけてきた。
今日も相変わらずイケメンだ…
「ああ、そうだよ」
「もちろんサッカー部だよなぁ?」
篤人が聞いてくる
「当たり前じゃん!」
「そうだよなぁ、おまえサッカーと走る事しか取り柄ないもんなぁ」
こいつ…サラッとひどいこといいやがる
「おまえサラッとひどいこと言うな!」
と言って小学校で言う帰りの会が始まるので席につく。
「ねえ!坂道君!サッカー部入るの?」
同じ1-4で隣の席の星野明里が話しかけてきた、星野はかなりの美少女だ。
1年生の彼女にしたいランキングでも上位に入るだろう。
明るい性格と、肩にかかるくらいのショートヘア、可愛らしいルックス、まさに太陽のような女の子だ。
「うん、そうだけど。星野は何部入るの?」
盗み聞きしてたのか…とか思いながらも答える。
「え、えーっと、どうしよっかなぁ。まだ決まってないんだ〜」
「サッカー部のマネージャーとかは?」
「ムリムリ!恥ずかしい!」
少し赤くなっている。本気で恥ずかしいのか…(笑)
「冗談だって、仮入部どうすんの?」
「えーっと、5日間あるから、テニス部とバドミントン部とチア部と陸上部と帰宅部を試してみる。」
帰宅部…!?
「そっか、あ、先生きた、」
「起立。気をつけ。礼。」
会長、水嶋蒼が号令をかける
水嶋は星野とは違う属性の、クール系の美少女だ。黒髪ロングで文武両道。パーフェクトな美少女だ。
「着席。」
みんなが席についたと同時に篠吹先生が話し始める
29歳独身、男っぽい。
美人なのに彼氏ができない、独身を気にしている。
「今日は仮入部だ。自分に合った部活が見つかるといいな。めんどくさいからこれだけで話は終わりだ。」
号令がかかってみんなが教室から出て行く
「篤人〜いくぞ〜!」
「ああ!」
ーー俺達の物語はここから始まる。