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盾の勇者の成り上がり  作者: アネコユサギ
外伝 真・槍の勇者のやり直し
1250/1285

番外編 盾の勇者の千夜一夜

「うー……ん……く……ううん。うう……」

「ラフー……」

「……」


 私は今、苦しそうに寝息を立てるナオフミ様の寝顔をベッドに腰かけて見つめていました。

 眠りが非常に浅いナオフミ様、最近はやっと私が近づいても寝続けて下さっています。

 いえ……眠りが深く、苦しそうな時は誰が近づいても起きませんね。

 フィーロが前に心配そうに来たことがありましたが起きませんでした。


「うう……く……くうううう……」


 私は寝汗を掻いているナオフミ様の汗を手拭いで拭いました。

 熱がある訳では無いのですが、せずにはいられませんしラフちゃんも自発的にしています。


「ラフゥ……」


 私とラフちゃんが悪夢で苦しむナオフミ様に幻覚魔法を施して良い夢になるように変えようとしているのですが、ナオフミ様の寝息が良くなることはあまりありません。


「はあ……」


 ふと……ナオフミ様と出会った頃を思い出します。

 あの時の私は両親が亡くなった時の、波での出来事が悪夢となって毎晩苦しんでいました。

 それもナオフミ様と共にいるうちに見なくなったのですが……ナオフミ様は悪夢を見ることがずっと続いているのは何故なのでしょうか。

 あなたに私は救って貰いました。

 既に世界は波の脅威から救われ平和になり、みんなで穏やかな日々を過ごしています。

 この前、神狩りであるアークさん達が来て旅だって行ったのが大きな出来事でしょうか。

 もはや転生者たちが暴れる報告も大分少なくなっているのに……ナオフミ様の苦しそうな寝息を前にすると不安な気持ちになります。

 だからこそ、私は……ある意味、すぐに後悔する台詞を思わずつぶやいてしまいました。


「ナオフミ様……あなたは一体、どんな悪夢に苦しんでいらっしゃるのか……」


 憂いていたとも言えますね。

 そんな私の台詞を、聞かれたくない人に聞かれてしまっていました。

 スタっと……壁抜けして槍の勇者が姿を現しました。

 壁抜けして入ってこないでください!

 ラフ種達の警備網はなんでこの人を通すんですか!

 そう口を開いたのですが……。


「話は聞きましたぞお姉さん!」


 咄嗟に呟いてしまった台詞を聞かれてしまった事で私はとんでもない事を仕出かしてしまったんだと後悔をしました。

 よりによって槍の勇者に聞かれるなんて……絶対に変な事をするのは間違いないと確信をもって言えます。

 ここは槌で殴って記憶を飛ばすのが良いでしょうか?

 忘れるまで殴るのが良いでしょう。


「そうですか、余計な真似をする前に帰ってください。碌な事にならない気がするので」

「ううん……」


 ナオフミ様が悪夢で呻いています。

 槍の勇者が近づいた所為でより悪くなったんじゃないでしょうか?

 というより起きて頂きたくなりました。

 悪夢を見るより遥かにマシです。

 ですが……夜更かしが激しくあまり寝ないナオフミ様ですからゆっくり寝て欲しいのもまた事実。

 複雑な気持ちです。

 とりあえず槌を握りしめて入って来た槍の勇者を追い出しますかね。


「ですが俺もお義父さんのお力になりたいのですぞ」

「気持ちはわかりますが出てってください」

「ラフー」


 割と本気で関わりたくないというのが本音です。

 神狩りとしてナオフミ様と共に戦う決意が決まった直後に、あんな出来事を嫌って程、何度も見せたんです。

 はっきり言って最悪でした。

 私の代わりは幾らでもいるとでも見せつけるかのように……自覚はありますが見せつけられて良い気持ちにはなりません。


「まあ聞いて欲しいのですぞ。俺は最近、悪夢に苦しむお義父さんに良さそうな武器を見つけたのですぞ」


 そう言って槍の勇者は槍を奇妙な槍に姿を変えさせました。

 なんでしょう? あの槍。

 呪いの武器ではないではないですね。

 危険な武器かどうかの判別は出来ているつもりです。


「ではお姉さん、行きますぞ!」


 槍の勇者が私の腕をつかんだかと思うとナオフミ様に向けてそっと槍の先を添えました。

 するとフワ! っとポータル……いえ、霧の中を通るような感覚と共に周囲の光景が変化していきます。


「ラッフ!」


 ラフちゃんも咄嗟に私に引っ付いて一緒です。

 そうして……若干視界の端が白い不思議な空間に辿り着きました。




「いきなり何なんですか!? これは一体……」

「これが俺が最近見つけた槍のドリームランス、夢入りの槍ですぞ」

「夢入り!?」


 槍の勇者が胸を張って自信満々に言い切りました。


「ですぞ。どうやらナイトメアと呼ばれる人の夢の中に入って宿主の生命力を奪う魔物等を倒すための武器なのですな。この槍を使えばお義父さんの悪夢がどんなものかわかるので解決の役に立つのではないかと思いますぞ」


 何より、ナイトメア等にお義父さんが憑依されているかもしれないですぞ。

 と、槍の勇者は続けました。


「そのような魔物がナオフミ様に憑依しているなら幻覚魔法が使える私たちが分かるはずです!」


 これでも私は自身の適性に自信があります。

 だからそのような魔物はナオフミ様に宿ってなんかいないと断言できます。


「ですがお姉さん。いつまでも悪夢に苦しむお義父さんを見続ける日々を続けたいのですかな? よく苦しんでおられるようなので俺も力になりたいのですぞ」

「……」

「ラフ……」


 非常に不服ではあるのですが、槍の勇者が言うのも確かです。

 ラフちゃんも私と同じ気持ちなのか見つめてきました。

 ですがナオフミ様の夢の世界に承諾なく入るのはどうなのでしょうか?


「せめて何かするにしてもナオフミ様の許可を得てからでは無いですか?」

「それはお義父さんを考えるとあまりお勧めできませんな。どうも事前承諾を行うと無意識化の殻が根本的な原因を守り遠ざけてしまうみたいでしてな。何に苦しんでいらっしゃるのかわからなくなる可能性が高いのですぞ」


 と、槍の勇者はこの槍で既に実験を行っているとの話をしていました。


「夢の世界で暴れてナオフミ様に大変な事になったりするんじゃ……」

「それも実験済みですぞ。どれだけ夢の世界で暴れても大丈夫みたいなのですぞ。夢に巣食う魔物から宿主を助ける手立てなのですからな。まあ、夢の中で俺たちが暴れたのを見るかもしれませんが、夢なので問題ないようですぞ」

「はあ……とはいえ、限度はありますからね」

「もちろんですぞ」


 そんな訳で私たちはナオフミ様の悪夢の中を進む事になりました。

 槍の勇者とラフちゃんと一緒……正直、ちょっと複雑な気持ちになりますね。

 ラフちゃんは良いのですが……槍の勇者が一体何をしでかすかわかったものじゃ無いです。

 とりあえずここは……メルロマルクの草原でしょうか。

 懐かしい様な気がしますね。

 ナオフミ様はこの草原の近くにある小川を拠点に野宿をしていました。

 と……私は思い出に浸るように野宿していた場所を見ると……ぽっかりと大きな穴がありました。


「なんですかな? ここ……随分と深い、深淵のような穴ですぞ」

「知らないのですか?」


 カタタタ……と、槍の勇者の槍所か、槌まで震えています。


「ラフー」


 ラフちゃんの船も同様に反応してます。

 のぞき込もうとしたのですが、壁があるように弾かれました。


「まるで近寄るなとばかりですな……こんなのは初めてですぞ。これが悪夢の原因ですかな?」

「そうなのですか?」

「違うと思うのですが……まるで虚無へと続く穴のようで……これはきっと違うのでしょうな。なんとなくそう思いますぞ」


 何やら心当たりがあるかのように槍の勇者は穴から離れて行きました。

 私もラフちゃんも、この穴に関しては触れてはいけない事なのだろうと感じました。

 ナオフミ様の悪夢とは違う代物なのでしょう。

 槍の勇者が空の太陽に視線を向けました。

 夢の中だからか空が変な感じですね。

 昼のような夜のような不思議な空です。

 そして太陽が……黒く赤く……ナオフミ様の持つラースシールドのような色合いをしています。なんとなく怖いです。


 そうして……進んで変わった景色を見ていると……メルロマルクの城下町らしい場所に辿り着きました。

 何やら活気というか……城下町の皆して祝いの席が設けられているようです。

 一番近いのは波の黒幕である女神を倒した後の戦勝会の時でしょう。

 亜人、獣人、人間、人種関係なく祝っている姿があります。


「勇者様ばんざーい!」

「波から世界を救って下さり、ありがとうー!」

「きゃー! 素敵ー!」

「さすがは勇者様達だわー!」


 世界単位で祝われたあの時のお祭りとそっくりです。


「赤豚本体を仕留めた時のような規模ですな」

「そうですね」

「ラフー」

「おかしいですな。これがお義父さんの悪夢なのですかな?」


 確かに……と、私も納得してしまいます。

 世界が平和になった時の夢をナオフミ様は悪夢として見ているのでしょうか?

 活気のある町の人たちをしり目に私たちは歩いて行きます。


「槍の勇者様ばんざーい!」

「さすがは世界を救った勇者様!」

「熱血漢で悪を許せない、素敵な勇者様ー!」

「世界は勇者様のお陰で救われたんだー!」

「おー!」

「ラフタリアさん万歳!」

「勇者の仲間として尊敬するわー!」


 と、道行く人々が私たちを祝っています。


「えへへ……ですぞ。お義父さんが俺を褒めてくれる夢を見てくれているのですかな?」


 槍の勇者が男性の称賛を受けて照れています。

 悪夢のはずですよ? あなたを褒めるのはある意味悪夢では?


「波を鎮めて下さりありがとうございます!」

「「「わー!」」」

「ありがとー!」


 っと、ここでフィーロ……? に似てるけど何か違う子が花を振りまいていました。


「フィーロ……たん? ちょっと違いますな。でも嬉しいのですぞ!」

「ラッフ!」


 槍の勇者がフィーロっぽい子の方へ行こうとするのをラフちゃんが掴んで止めました。


「ラフラフ」


 槍の勇者に注意しています。


「ああフィーロたーん! お義父さんの中に居るフィーロたんですぞ」

「あははー槍の人ありがとー!」

「うおおおお! 良い夢をお義父さんは見てるのですぞー!」

「だーかーら! 悪夢なんでしょうが!」


 なんですかこれ? ナオフミ様は槍の勇者を潜在的に褒める夢を悪夢として見てるって事ですか?


「お義父さんに認められているようで悪くないですな!」

「そりゃあ悪夢でしょうよ。貴方を褒め続けるなんて……」


 なんとなくこれが原因なんでしょうかね?

 そう思っていると……ヒソヒソと町の人たちが陰口を囁き始めました。


「それに引き換え盾の勇者は碌な事をしなかったなぁ……」

「ああ、強姦だろ?」

「恐喝、人身売買、薬物、魔物の管理不備、挙句波の原因だったなんてな」

「まさに魔王じゃないか、勇者様達も良くあいつを捕まえてくれたもんだ」

「ああ……やっと波がこうして終わったもんだぜ」


 私とラフちゃん、槍の勇者の耳にそう、人々の囁きが聞こえました。


「……待てですぞ。波はお義父さんによって黒幕の赤豚本体を仕留める事で終わったのですぞ」

「何を言っているのです? 波の黒幕は盾の悪魔に決まってるでしょう?」


 槍の勇者が噂を囁く人に問い詰めるとそう、吐き捨てるように返されました。

 これは一体どういう事でしょうか?


「おい! 話を聞けですぞ! 認識を正さねばいけませんな! 波の黒幕はお義父さんではないですぞ。赤豚ですぞ!」


 殺気を放ちながら槍の勇者が訂正をしています。

 まるで三勇教がメルロマルクを牛耳っていた時のような雰囲気です。


「ははは! 槍の勇者様、寝ぼけていらっしゃる。盾の悪魔と決闘をして勝利し、悲劇の奴隷を救ったあなたこそ世界を救った真の勇者ではありませんか! 悪魔にも慈悲深いのは美徳ではありますがあいつに優しさは不要ですよ」


 奇妙な空気に私たちは嫌な空気を感じ始めました。


「キャー! 槍の勇者様ー!」

「すてきー!」

「凄いぞー!」

「よく世界を平和にしてくださいましたー!」

「あなたこそ救世主です!」


 と、何やら黄色い声が遠くから聞こえて来て、徐々にこちらに近づいてきます。

 城下町の人々は話をしていた私たちを不自然に無視して……黄色い声援の方へと駆け寄って行きました。

 そうですよね……ここは夢の世界です。夢の住人ゆえに、不自然な事があっても無視されてしまうのかもしれないです。

 その黄色い声援の先には……槍の勇者が、女の子たちを引き連れて楽しそうに手を振って歩いていました。

 隣には既に処刑され討伐されたはずのあの王女も、清楚な顔をして手を振っていますし……それよりも近くに、私そっくりの人物がいました。


「波から世界を救って下さりありがとうございますモトヤス様!」


 ええ……そこにいるのは見た目は間違いなく私ですね。

 まるで鏡を見ているかのようです。

 セリフが不愉快ですが。


「ラ、ラフ……」


 ラフちゃんが眉を寄せて私ともう一人の私を交互に見ています。


「私を酷使して無理やり戦わせるあの男から助けて下さりありがとうございます!」

「人は……人を隷属させるもんじゃない! まして俺達異世界人である勇者はそんな真似は許されないのさ!」


 それは……槍の勇者があの二度目の波を乗り越えた城でナオフミ様に決闘を申し込んだ時の、私の事情を知って言い放った台詞とほぼ同じでした。


「懐かしいですね。お陰であの男から解放されました!」


 きゃー! って私ではない私が気色の悪い不愉快極まりない声で槍の勇者っぽい人に腕を絡ませています。

 媚びで尻尾をこれでもかと振ってますね。

 タクトとその取り巻きの女性みたいで不愉快ですねぇえええ……イライラしてきました。


「ははははは! なんて事は無い。勇者として当然の事をしたまでさ! はははは! さあ、世界をもっとより良くしていこう!」

「はい! モトヤス様!」


 何が「はい! モトヤス様!」ですか! 私そっくりだからこそ腹立たしい! 何なんですかあれは!

 不愉快な気持ちに体の中の魔力は迸って髪の毛が浮かんで来るのを感じます。


「ラ……ラフウウウ……」


 ラフちゃんが私の方を見て青い顔で困惑してますが知りませんね。


「これはアレですかね。あの決闘の日、ナオフミ様は奴隷ではなくなった私が立ち去り槍の勇者に惚れると思った深層意識……という事ですか」


 で、波に関してもなーんか……事実と違うのも気になります。


「これがナオフミ様の悪夢って事……なんでしょうかね。いえ……ナオフミ様の事ですからこれまでの全てが自身にとって都合が良い願望でこれが現実、とかそう思ってそうです」


 なんか目覚めるとホッとしているような顔をしているような気がしましたが、これが理由だったという事でしょうか。

 にしてもなんか腹立たしいですね。あの私。

 非常に心外です。

 無意識下でナオフミ様は私をああ思っているって事ですよね。これって……。

 いくらナオフミ様でもこれは許せませんね。

 あれだけ一緒に過ごして、私がナオフミ様に想いを告げてやっと理解してくれたと思ったのに実はと思っているって事ですよこれ。


「HAHAHA! 何がおかしいのですかなー? 何やらお義父さんを悪く言う俺に似た転生者が居るので滅却ですぞ!」

「ガハ――な、なんだお前は――」


 ズブシュ! っと槍の勇者が自分そっくりな……いえ、昔の自身としか言いようがない熱血漢っぽいけど女好きなナオフミ様の夢の自分を串刺しにしてました。


「お義父さんを苦しめる奴などデストロイですな! くたばれですぞ! バーストランスⅩ!」

「うわああ――!?」


 ボン! っと派手にもう一人の槍の勇者は吹き飛びました。


「あああああ!? モトヤス様がぁああああ!?」

「そんな事を私は言いません!」


 ガツン! っと私は私そっくりの気色悪い私の脳天を叩きつけてました。


「どこの世界に槍の勇者が爆殺されて発狂する私が居るんですか! 居たらそれは私ではない別の誰かであり、私だったら殴ってます! このように!」


 ええ、そんな事をする私は並行世界でも許しませんよ。


「キャアアアアア!? モトヤス様ぁああああ!」

「あなたも五月蠅いです。私より遠慮なんかしませんよ」


 あの王女も絶叫をあげたので遠慮なく槌で叩きつけてやりました。


「ギャ――!?」

「俺を忘れて貰っては困りますな! 赤豚には死を!」

「ぐぎゃああああああああああ!?」


 流れるように槍の勇者があの王女も突き殺しました。

 私が殴りつけたのに失神せずに声をあげるとはタフですね。

 いえ……夢の世界なので殺しても死なないのかもしれないです。


「ラフゥウウー!!」


 ラフちゃんも尻尾でバシバシと偽者の私の顔を殴ってます。


「ええ、そうですね。ナオフミ様の事を考えて穏便にと思いましたが、遠慮とかはしない方が良いでしょう」


 まったく……ナオフミ様と来たら……本当にどうしようもないです。

 心からの私の言葉を信じていなかったって事に私は屈辱を感じています。


「何にしても……このナオフミ様の悪夢の世界を滅茶苦茶にして、ナオフミ様を見つけて説得しないといけませんね」


 こんな悪夢をいつまでも見てはいけませんと。

 なんか間違っているような気もしますが、行くしか無いです。


 こうして私たちのナオフミ様の夢の世界を舞台にした一夜の冒険が始まったのでした。

April Fools' Day

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― 新着の感想 ―
夢で無くても殺っちゃうパターンw 久しぶりに小説で大爆笑した、笑い過ぎてお腹痛い笑笑
エイプリル企画面白かったです。ラフちゃんも悪夢版ラフタリアにおかんむりなの、なんかいいですね!
躊躇なく過去の自分殺しに行くとこ、さすが壊れた元康。まぁ夢でなくとも何らかの形で会うことがあったら嬲り殺しにしそう。
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