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喋る犬と宇宙外交官  作者: メロ
宇宙大戦争
17/21

宇宙大戦争 ①


 そのとき、ちょうど電話が鳴った。竜介からだった。

「おい、天馬テレビつけろ!」

 ものすごい大きな声だった。思わず、受話器から耳を離してしまったけど、そのままテ

レビをつけた。

 ――どこから来たのか地獄の門。

 そう、タイトルがつけられたニュースがやっていた。ちょうど、このあたりだった。巨大な穴が空いていた。一キロ、二キロなんてレベルじゃなかった。周りが焼け焦げていた。

「天馬?聞いてるか?」

 竜介の声が遠くで聞こえる。

 僕は電話を切った。これは……。

「来たか」コルーパの声だ。

「そのようです」

 振り返ると、テレビの前に全員勢揃いしていた。

「宇宙外交官は俺たちの最終兵器だ。地球を巡る、宇宙戦争に終止符を打つんだ。すなわち、地球が宇宙の政治に加わる。そうすれば、混乱を避けることが出来るんだ」

 コルーパが僕を見据えていった。

「この戦争に勝てるのか?」僕が聞くと、コルーパはうなずいた。

「勝てる。それに、おまえ一人じゃない」

 どういうことだろう?

 そのとき、ドアチャイムが鳴った。こんなときに、誰だろう? と思いながら、そっと開けると、おじいちゃんがいた。その隣には、たくさんの人が。誰だろう。

「久しぶりだね、天馬。でも、ゆっくりお茶を飲む余裕なんてない。まずは彼にふれてくれ」おじいちゃんが矢継ぎ早に言う。

 彼って誰だと思ってると、すっと、見知らぬ男の人が出てきた。

「彼は他の人の能力をコピーできる。新しい、宇宙外交官の力をコピーさせてやっておくれ。これで、我々は勝てる」

 超能力者? コルーパが言っていたことはこのことか。周りにいる人たちも超能力者だろう。しかし、勝てるのか……。

 とりあえず、僕は男の人に触る。すると、僕の体が青色に光る。どんどん、熱くなっていく。なんだか、力が抜けたと思ったとき、光は消えた。

「コピーできたようだね」おじいちゃんが言う。「この前、コルーパが来たときにはビックリしたよ。まさか、この日が来るとはね。準備は万全だ」

 僕はうなずく。

「首相、サイザンフ星に応援を呼ぶことは?」

 少し、不安になりながらも聞いてみる。

「無理ですね。半年かかりますから。だから、コルーパが天夢さんに頼んでおいたんですよ。これでやるしかありません」

 そうか……。この前、『宇宙戦争』という映画を見たけど、実際どうなんだろう? 

「そんなことを考えている余裕はないだろ?」コルーパが言う。

 僕の心を読んだか……。

 僕は、目の前にいる人たちをみる。皆、決意は同じのようだ。僕も覚悟を決めた。

「さあ、行こうか」


読んでいただいてありがとうございます。

徐々に続きを載せていきます。

 

現在、2nd(よりよい表現に推敲しております)を執筆中です。



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