004 Understand the current situation Ⅰ
頭の中で様々な情報がぐるんぐるんと目まぐるしく流れて来るので正直辛い。
俺自身まだ整理できていないし、理解が追いつかない。
何度も深呼吸を繰返して気持ちを落ち着かせる。
いずれにせよ既にこの状況になってしまったのだからもうどうしようもない。
今更どお足掻こうが手遅れだし。
覚悟を決めてこの姿で生きて行くしかなさそうだ。
以前のゴミムシ人生とオサラバできただけでもありがたい♪
そう考え直し、とりあえずは頭の中で情報を整理する事にしよう。
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死神とは言うがやはり神である事は間違いない様だ。
なんせ何もかもが改変されている。
以前の俺とは違い、頭がクリアーだし回転が速い。
ステータス画面を見ながら色々情報の整理が出来ていっている。
何よりも心情が以前の様な荒んだ卑屈さが消え失せ、凄く穏やかでいられている。
あとは俺自身がこれらの改変事柄をかみ砕き、自分のものとして馴染ませれば大丈夫だろう。
そんな感じで時間を費やしていると・・・・
「ガチャッ」と入り口の施錠が外れる音がした。
どうやら養護教諭が戻って来た様だ。
俺は慌ててステータスが表示されている半透明ディスプレイを消した。
咄嗟に頭の中で(消えろっ!)と念じたら消えた。
あっ!でもこれって俺以外は見えないんだっけ?ちょっとテンパってしまったかな?;
「ガラガラっ!・・・・・・コツコツコツコツ」
引き戸が開けられ、足音が近づいてくる。
「シャーーーーッ」と仕切りカーテンが開けられた。
俺はベッドの上で座ったまま佇んでいる。
「あらぁ~!目が覚めたのねぇ」
そう言うと俺のすぐ傍まで近寄ってきて俺を触診して来る養護教諭、名前を鬼怒川原冴子という。
ステータスに書いてあった通り、本人を見やればその情報が頭の中に漠然と浮かんで来た。
「はいっ!あ、あの・・・ご迷惑をおかけしてしまって・・・・・」
「アララ・・・・うふふっ♪どーしたの?貴女らしくもないわねぇ^^いつもの凛としている完璧美少女はどこに行ったのかしらぁ」
などと宣ったかと思えば不意に額どうしをくっつけてきた。
(うわぁ~♡何かとっても甘いいい香りがするぅ~!)
この先生 妙に色っぽいし…色香で頭の中がクラっとする。
男の身体なら下半身の一部が反応しているレベルだろう。。。
実際、女の身体である今であっても下半身がきゅんとしてしまっている。
だって目線を少し下げた状態の現在位置から胸の谷間がどーんっ!と映ってるんだから。
それに合わせる様に頭の中に追加データが流れて来た。
鬼怒川原冴子 25歳 独身 彼氏ナシ バイセクシャル ・・・・・・etc
(知りたくなかった・・・・(汗)・・・・嘘だけど。
明るめの茶色にピンクのメッシュの入ったボブウルフの髪。
少々つり目だが間違いなく美人顔だし、目元の泣きボクロがセクシーだしぃ。
白衣の下はボタンを2つ外してはだけさせたブラウスに黒いタイトスカートという出で立ち。
黒いセクシー下着をチラチラと覗かせている。
スタイルもボンキュッボンな悩殺ボディ。
B90(Gカップ) W60 H92(じゅるるぅ~~)
そんな冴子センセが舌なめずりしながら、
「うふふん♡可愛い~っ♪今すぐ食べちゃいたくなるわぁ~♡」
などと仰られている訳ですよっ!
冴子センセの顔がどんどん近くなる(大汗)
(何か目が怖いんですけどぉ~~!!あと、おっぱい押し付けないでぇ~~っ!!)
「震えちゃってぇ~♪そんなに怖がらなくてもいいのよぉ♡」
ヤバイ;マジヤバいっ;;いきなりの貞操のピンチ!!まだ心の準備がぁ!
右手薬指を見ても何の変化もないんだがっ?!
なんでぇ?
もはやこれまでかぁ!!───っとここで「キーンコーンカーンコーン」とチャイムが鳴り響く。
これぞまさしく『福音』!天の助けっ!☆彡・・・にしてもタイミング良すぎっ!
「あんっ!残念~~^^;タイムアップねっ!」
冴子センセはいかにも残念そうに俺の身体から離れると居ずまいを正し、
「さぁ 大丈夫そうなら教室に戻りなさい?」
笑いながら俺にそう促した。
ビビッて固まっていた俺だったが、その言葉を受けてバタバタとベッドから降りて身だしなみを整え、
「そ、それじゃあ失礼しまぁす!」
と挨拶もそこそこに保健室から退散した。
「えっとぉ......確か3組だったよね」
(うわっ!喋り方が既に女性化してきている?!)
インプットされている情報に従い、自然と足は教室に向かっている様だ。
現在 歩いている自分の姿は上はカーキ色のブレザー?な制服。
下は紺、黄、臙脂色のチェック柄スカート。膝上5㎝^^
両脚は黒のニーハイ&上履き。
先ほど鳴ったチャイムは5時限終了の合図。
つまり俺こと小比類巻飛鳥は昼食後の昼休み時間、校舎内を友人と歩いている最中に突如意識を失くし、倒れたららしい。
そこに偶然?通りかかったイケメンコマシ野郎が目ざとく見つけ、抱きかかえられ保健室まで運ばれたと。
この男、一学年上らしく事ある毎に飛鳥に交際を迫っていた様だ。
(うぇぇぇぇ~~~っ;;)
今後も要注意だな。
それからこの高校についてだが。
私立涼風時修学館学園高等部は創立140年を迎える伝統と格式のある男女共学校らしい。
学力レベルや部活も都内でも有数だそうだ。
かと言って規律がそんなに厳しい訳でも無く、比較的自由な校風みたいだ。
どうりですれ違う生徒が髪を染めてたり、制服を着崩している訳だ。
中高一貫教育らしく俺は中等部から通っていたらしい。
比較的裕福な家庭の生徒が多いみたいで寄付金が潤沢なお陰で校舎建物や各種設備もかなり充実しているとの事。
敷地も広々としているし校舎内も白を基調にしてモダンな雰囲気だ。
ごく一部を除いて生徒も概ね品のいいお坊ちゃま お嬢ちゃまって感じだなぁ^^
そして喧騒の中を歩いていると全員が俺に注目する。男女問わずだ。
中にはガン見して来る生徒やほわーんと頬を染めてる子もいる。
(これって魅了効果かぁ?!)
そんなこんなで注目されつつ、3組の教室に辿り着いた。
保健室とは別の校舎にあり、少し離れているので1、2分要した。
引き戸を開け教室内に入るや否や、そこにいるクラスメイト全員が一斉に俺を見る。
刹那 一人の女子が、
「あっちゃん~~っ!!!」と叫びながら俺に向かって突進して来てそのままビトーッと抱き着かれた。
俺より背は低いが薄桃色の髪をツーサイドアップにしたとても愛くるしい女の子。
柊 萌香 中等部時代からの友人というか一番仲の良い親友だ。
子犬の様なつぶらな瞳 ちょこんと小さく可愛い小鼻 吸い付きたくなる様なぷるぷるリップ
どれをとっても加護欲を誘うとってもキュートな顔立ち。
身体つきは華奢・・・良く言えばスレンダー、悪く言えばメリハリが少ない。
B77(Aカップ) W56 H78
だが何よりも仕草、表情がフワフワしていていつまでも愛でていたくなるそんな存在。
「もぉ~~!心配したんだからねぇ(ウルウル)大丈夫ぅ?」
瞳を潤ませながら少し怒ってるような…かと思えば眉毛を下げて心配そうな顔をする。
コロコロ表情が変わるから見ていて面白いしほっこり癒される。
「うんっ!もぉ大丈夫だよ^^心配かけてゴメンネ;;」
返事をしながら頭をナデナデ。
すると尚一層、俺の胸に頬をうずめてスリスリ。
「工藤先輩にお姫様抱っこなんかされてたのも別な意味で心配だったから着いてったけど、冴子センセが居てくれたから安心して戻って来たんだけどね。。。。大丈夫ぅ?ヘンなとこ触られてない?消毒しようか?アタシのあっちゃんなんだからねっ!!」
ふむ・・・・・ここもツッコミどころが多い様だが、、、
工藤というのが俺をお姫様抱っこして保健室まで運んだイケメンコマシ野郎だ。
どうやら萌香は工藤を毛嫌いしているっぽいなぁ。
まぁ、俺も最も嫌いな人種だがな。
萌香ちんかわゆすw




