014 A magnificent punishment
うっく........ペースが落ちてきたぁ(´;ω;`)ウゥゥ
そして私は遂に指定された神社の境内に足を踏み入れたのです。
すぐに人影を見つけたので近づいてみると、そこには面識のない私と同じ制服を着た女子が三人佇んでいました。
(ん~、それだけじゃないみたい。。。境内に設置された石灯籠や樹木、建物に幾人か 恐らく男性が潜んでるよぉ(怯))
タナトスさんのお陰でこういう気配察知の感覚も鋭くなってるみたい。
私に気が付いた三人はいかにも悪そうな笑みを浮かべて、
「フフッ^^待ってたわ♪小比類巻さん」
「わぁ~!やっぱ綺麗なお顔してるのねぇ☆彡」
「マドンナって言われてるのも納得よねぇ♪」
私は少し戸惑ってビクついているような素振りで、
「あ、あのぉ・・・・;;」と反応してみる。
すると、私の反応に愉悦しているように、
「あら、そんなに怖がらなくてもいいのよ?私達三人は何もしないわよ♪」
「ああ、私達は名乗るほどの者じゃないただの二年生女子よ♪ヨロシク^^」
「一つ付け加えるとするならば、貴女が誑かした男子生徒達の親衛隊ってとこかしらね^^」
「・・・・・誑かしたって;;・・・・(ガクブル)」
そりゃあ【魅了】を試したけどねぇ(汗)
(似たようなものぉ?^^;)
後ずさりして怯えてるっぽい演出してみる。
「ああ、言葉が悪かったわね。良く言えば貴女の美貌に骨抜きにされたってところかしら^^」
「フフッ....そうね♪こんなに綺麗だもんね☆彡怯えてる顔まで美しいわねぇ^^」
「その美しい顔が穢されて行くのを想像するとゾクゾクしちゃうわね(嘲笑)」
そんなセリフを吐いてくる三人の顔は正に小悪党って感じぃ?
「・・・えっと・・・・そ、それで何か御用なのでしょうか?」
私は更にビクビク震える様に反応してみた。
すると余計に図に乗って、
「あらあら♪可哀想に^^でも大丈夫よ?今からたくさんの殿方たちに一杯可愛がってもらえるからネッ!よかったわねぇ~☆彡」
「安心してねッ♫ちゃんと一部始終を撮っておいてあげるから(⌒∇⌒)大丈夫よ?ちゃんと綺麗に撮ってあげるから☆彡」
「まぁ~!羨ましいわねぇ^^モテモテよぉ?たくさんの男性に一度に愛してもらえるなんてっ!!ホント羨ましいわぁ~☆彡」
・・・・やれやれ・・・・
やっぱりそういう事なのね?!
どうやら私をココへ呼び出したのは男達を使って私を襲わせてレイプさせちゃおうと。
で、その様子をスマフォで撮って口封じ、あるいは脅しのネタに利用しようと?
よほど私が工藤先輩達を‟シモベ”扱いにされた事が頭にきたらしいわね。
しかも自分達は彼等からは適当にあしらわれてたみたいだしねぇ。。。
でもあの人達って確か何人もの女子を食いモノにしてたのよねぇ?
(これって明らかに逆恨みよねぇ?)
なんて考えているうちに目の前の先輩三人に合図され、隠れていた男達がゾロゾロ出てきたの;;
私を取り囲んで逃がさないようにして。
ワ・タ・シ 大ピンチ?輪姦されちゃうのぉ?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
それから幾ばくか経過したその日の午後4時。
結論から言えば、私は無傷 貞操も守られたまま無事に帰宅できたの♪
昨晩のうちにタナトスさんとの契約を履行して予防線を張っておいたおかげなんだけどねっ!
リストを眺めていたらとある国の政治家の名前が目に入ったわけ。
その人は今まで多くの人の命を躊躇いなく奪っているトンデモナイ人だったのよねぇ;;
ホント権力者ってロクな人いないわよねぇ。。。
他にもお隣の国の最高指導者とかその隣の国の国家主席とか…そのまたお隣の大統領の名前も載っていたけど、今回は現役は避けて元にしておいたわ。
そのうち現役の方達もターゲットにするかもね^^
他にもまだまだ多くの外道な方達の名前がリストに掲載されてるしぃ~☆彡
まぁ....それは今は置いといて^^
今回 タナトスさんに提供した魂の見返りとして【魅了】の力を大幅にアップしてもらった訳ぇ~♪
具体的には────
あの場面で私を取り囲んでいたヤンチャラいお兄さん達全員に【魅了】で心を虜にして私に危害を加えない様にして、同時に私が求めた時だけ言う通りに動いてくれるようにしてみたの。
「ウヘヘヘッ!こんなスゲェ美人をヤレるなんて・・・・っ!!(【魅了】発動)・・・・イヤイヤイヤ!こんな国宝級の美少女を穢すなんて万死に値するよなぁ?!」
「っ!!・・・・そ、そうだよなぁ?俺達が触れて良い相手じゃねぇよなぁ?」
「っ!!・・・・その通りだっ!女神様を穢すなんてマネ 出来る訳ねぇよなぁ?!」
「っ!!・・・・ああっ俺の汚れきった心が浄化されて行く♡♡♡俺達はこの宝物を守るべきであって決して汚すべきではないのだっ!」
「そーだそーだ!!」×全員
自分らが私を襲わせるために募った男達の態度が急変して襲うどころか正反対の対応をし始めた事で戸惑う三人の先輩(女子)。
「ちょ、ちょっとぉ!どーしたのよぉ?アンタ達!!」
「ほ、ほらぁ!学校一の美少女を思う存分ヤレるのよ?」
「こんなチャンス滅多に無いのよ?無茶苦茶にしてもいいのよ?」
この三人娘の理不尽な物言いを耳にしたヤンチャラさん達は挙ってブチッとなってしまい、
「あん?!(怒)・・・・何言ってんの?コイツら」
「けっ!アパズレなメス豚共がぁ!!」
「貴様らとこのマドンナ様とは天と地なんだよぉ!」
「身の程を弁えろよなぁ!クソビッチ共!!」
先程までとは明らかに違う男達の手のひら返しの辛辣な言葉にビビった三人娘は後ずさりして逃げようとしたんだけど既にヤンチャラさん達が包囲してたみたい。
「おっと!逃がさねぇよw」
「俺達を使ってマドンナを穢そうとしたんだからなっ!」
「そうそう^^ちゃんとオトシマエをつけてもらわねぇとなww」
「俺達にはお前らの方がお似合いなんだよっ!」
「ぐへへへっ!たっぷり可愛がってやんよww」
あらら・・・・何かとってもイケナイ雰囲気だわ;;
三人の先輩女子達はガクガク震えて騒ぎ出したみたい。
「二度とマドンナに手を出さない様にちゃんと躾けてやるからなっ!w」
そんなセリフを聞いたのを最後に私はそこから逃げ出したの;;
だってぇ…怖くて・・・・
だからその後、実際何が起こったのか知らないし知りたくもない。
────以上が今回の流れ。
同じ女の子なんだしもっと穏便に済ませようとも考えたのだけれどねぇ.......
でもああいう人達って甘くするとつけあがって何度も同じ事しそうだしね。
それに…あのまま何もしなかったら間違いなく私の方が蹂躙されてたと思う。
だから今回のは因果応報?と割り切る事にしたの。
やっぱりタナトスさんの影響もあるんでしょうね....罪の意識というか良心の呵責ぅ?
そう言うのもあまり感じなくなってる気がするわぁ;;
自分の家族とか親しい人達には幸せになって欲しいと思うし、その為に可能な限り手は差し伸べたい。
でもそれ以外の人間、特に私に対し敵意やあまりいい感情を持ってない人達がどうなろうと何とも思わなくなってきたのよねぇ;;…
極端な話 死のうが苦しもうがどーでもいいって感じぃ?
別に私は博愛主義者でも聖者でも無かったのだけれど、以前の私だったらもう少し気にしてたはず。
人として持つべき普遍的な感覚が徐々に麻痺して来てるような・・・・やばくないぃ?(-_-;)
そんなこんなで幾日か経ち、学校も落ち着いて来た頃。
突然舞い込んで来た情報。
本学園高等部2年に在籍していた女子生徒三名が揃って自主退学したみたい;;
噂によれば・・・・この三人が同時に数人の男性から集団で性的暴行を長時間に渡り受けた模様。
あまりにも騒がしかった事で気が付いた神職の人が慌てて警察に通報したらしいのだけれど、警官が駆けつけた時には既に被害者だけが残されていて加害者らは逃亡した後だったみたい。
直ぐに病院に搬送されて、被害者三名の怪我自体はそんなでも無かった様子だったみたいだけど・・・・
あまりにも執拗に暴行された事で心が壊れてしまったらしいの。
(怖ーい((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル)
結局 学校生活はおろか人並みな生活がまともにできなくなってしまい、世間体もあるから家族ごと遠くの誰も知ってる人のいない所へ引っ越してしまったらしいの。
(お気の毒ぅ~(棒読み))
あくまでも本作はフィクションです。
実存する人物・物体・事象とは一切関連はありません。
ご了承下さい。