011 first time fascination Ⅰ
百合は美しい(謎
あの後 私は工藤先輩達が校門を出て見えなくなるのを待って校舎に入り、下履きに履き替えてお家に帰った。
にぃにとパパそしてママにもチョコをあげたんだけど…にぃにとパパがやっぱり号泣しちゃって;;
私に抱きつこうとしてきたんでママから二人共仲良く鉄拳制裁されていました^^;痛そぉ…凄い音が聞こえてきたんだけど?.......大丈夫かなぁ?
ママってば普段はフワフワしてていつも穏やかで優しいのだけれど、怒るとすっごい怖いのよね(汗;;)
それからはいつも通りお夕食摂って、お風呂に呼ばれるまで机に向かって。
一応高校生ですからお勉強もしとかなきゃねっ!
タナトスさんの加護?のおかげで頭脳はかなり優秀みたい♪
あっという間に片付いちゃったわぁ~(⌒∇⌒)
そういえば・・・・学校で今日 驚異的な運動神経発揮しちゃったけど、アレもそうだったわねぇ^^今思い出したわぁ。
そしてあの時の聴力っ!
・・・・私って人間やめちゃってるぅ?
なんて考えてるうちにルームホンにてママからお風呂が空いたお知らせ。
着替えを準備していそいそと浴室へ向かいました。
~~かっぽーん♪~~
湯船に浸かりながらまた今日一日の出来事を思い起こしてみたの。
(そういえば私って『前世』ってゆうか、ついこの前まで男性だったんだよねっ?!)
男性だった事の方が夢の様な・・・・遠い幻だったみたいに感じちゃってるしぃ!!
だって今の私の方がしっくりくるし、当たり前に思えるんですよねぇ☆彡
ふと 何気に自分のたわわな胸に触れてみたの^^
「あんっ!♥♥」
思わずヘンな声出ちゃった(汗)
私は慌てて手で自分のお口を塞いで一旦立ち上がり、浴室の扉を開けてキョロキョロ。
周囲に誰も居ない事を確認してから再び扉を閉め、湯船にドボンッ!
(この前は中途半端だったから…これは確認!あくまでも確認なんだからネッ!!イヤらしい気持ちなんてこれっぽちも無いんだからネッ!勘違いしないでよネッ!!)
なんて言い訳しながらイロイロとその…アンナ処やコンナ処を…しっぽりとイケナイ事をがっつりいたしていましたぁww{詳細についてはR18に該当するので自主規制しちゃいます^^}
(シャワー使うのはほどほどにしないとねぇ;;・・・・すごい良くて意識飛んじゃいそうに・・・・けど、ぐったりしちゃったわぁ(謎))
無意識のうちに一心不乱?wお風呂入ってて余計に疲れるって・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
アブナイアブナイ(汗;)
少しのぼせて浴室から上がってリビングに向かうと、
「随分と長風呂だったのねぇ~?あっちゃん」
なんてママに言われちゃった;;
笑ってごまかしておいたけど。まさか気付かれてないよねぇ?
それからはなんかぁ何もする気になれなくって......早めにベッドの中に潜り込んじゃいまして。
(・・・・・・・・・・・)
不意に浮かんだのは工藤先輩の顔。
思わず逃げちゃったけど…あの姿とか聞こえてきた会話内容とか考えるとねぇ。。。
もちろん私は普通に?女の子の方が好きですし、あんな女たらしなんて out of 眼中 なんだけどねぇ。。。(ん?オカシイかな?w)
だから工藤先輩の彼女になるとか1000%あり得ないんだけどぉ・・・・あんなに落ち込んでる姿を見ちゃうと…あまり邪険に扱うのも可哀想かなぁって少し思えてきて。。。
(うーーーーん・・・・・・・・・・・あっ!そういえば)
私はタナトスさんから教えられた自身の『ステータス』を再確認する為に半透明ディスプレイを開いてみたの。
<大サービスとして万人が認める超絶美少女にしてあるし、魅了効果を付け加えてある。>
<オマケとしてそれ系のテクニックも付けておいた>
魅了効果・・・・って つまり、色仕掛けで骨抜きにしてある程度言う事聞かせる…みたいな?
(って…今でもパパとにぃには結構我が儘聞いてもらってるよねぇ;;)
ふむふむ.........これまでパパとにぃに以外の男の人には正面から目を合わせてまともにお話した記憶は無いかも。。。
記憶をたどっても私がまともに相手を見る前に相手の方が私に見蕩れてキョドってたり、デレデレになってたり、酷いのになると固まってたりしてたっけ。。。
少し愛想よく笑顔で男の子達に応待したら親衛隊?が出来ちゃってたしw
今日もクラスメイト達とか同じ部活の子にチョコ配ってたら涙流して喜んでたり、テンションMAXになってたし、先生でさえデレデレになっちゃってたよね?確か。
これって無意識のうちに魅了効果が発揮されてたって事よねぇ?!
決めたっ!明日、工藤先輩で試してみよっ!^^
じゃ、そゆことでぇwオヤスミナサ~イ♪
─────────
翌朝 私はいつも通りに起きて、朝食を摂り、いつも通り登校したの。
恐らく今日もあちらから何らかの接触して来るはずだわっ♪
そう思ってたところ、教室に入るなりクラスメイトから工藤先輩からの伝言を受けちゃった^^;
(はや~~っww)
「あっ!小比類巻さん、おはよー♪ さっき二年生の工藤先輩がココまで来てねっ!これをあなたに渡してくれって!^^」
「おはよぉ~(⌒∇⌒) ありがとう☆彡」
一枚のメモ用紙を渡されちゃいましたww
二つ折りにされてて可愛いニャンコシールが貼られてたぁw
周囲のクラスメイト達も知ってるみたいで、皆キャッキャッしてるしぃ!
「あっちゃん♪おはよ~♡♡♡♡何?またあのスケコマシが仕掛けてきたのぉ?」
萌香がいつものように抱きついて来た^^
「おはよー♡♡♡♡萌香ぁ?先輩なんだからそういう言い方は^^;;」
「だってぇ~アイツしつこく私のあっちゃんに迫ってたんだもん!」
「おはようございます^^飛鳥さん♡♡♡♡ えっ?何ですの?何かあったんですのぉ?」
雫もやってきて挨拶するなり前から抱き着いて来たんだけど?…えっ?何故か雫も大胆になって来たぁ?
「おはよーっ♪雫ちゃん♡♡♡♡ どーしたのぉ?今日は積極的だねぇ^^」
「わたくしも、萌香さんを見習って自分に正直になろうと思いまして(テレ)」
「良い傾向だねっ♪雫ちゃん☆彡 実はね、かくかくしかじか・・・・・」
「・・・・家の者に連絡して即抹殺しましょ!!」
「あのぉ~もしもし~?雫さん?」
スマホを取り出しどこかに連絡しようとする雫を何とか思い留まらせる;;
「おはーっ!あすか♡♡♡♡面白い事になってるねww朝からみんなハイテンションだしぃ!」
いつのまにか梨奈も傍まで来てて挨拶しながら私のお尻を両手で鷲掴みにしてモミモミ。
「きゃはんっ!♥♥ちょっ!!;;やめてっ!梨奈っ!!」
いきなりなセクハラ攻撃を受けたはずみで持っていたメモ用紙を落としちゃってた。
それを萌香が拾ってなんの躊躇なく広げて中を覗いちゃってたのよねぇ(-_-;)
「あっ!ちょっ…勝手に覗いちゃっ!!」
「えっと、ナニナニ・・・・『放課後 話したい事があるから中庭の花時計の前まで来てほしい』だって!w」
「こらぁ!萌香ぁ⁉」と抗議してメモ用紙を奪還したんだけど、萌香は全然悪びれもせず、
「アイツも懲りないよねぇ(呆)..........シカトしちゃえばぁ?うんっ!そうしよう!」
なんて勝手に話を進めちゃってるし;;
梨奈も雫も萌香の言葉に同調してウンウン頷いてるしぃ;;
「うーん........でも一応先輩なんだし シカトは可哀想でしょ?!いくらなんでも」
「じゃあ私も付き添うww」
「(´ー`*)ウンウン」×2
「ええ~っ!!」
───────{そしてその日の放課後。。。。}
結局 萌香、雫、梨奈の三人が一緒に付いてきちゃった(汗)
そればかりかクラスメイトも何人か来ちゃいまして・・・・
全員、私の心配と言うよりも単純に野次馬だと思われます;;
(みんな暇なのぉ?)
念の為、三人を含めて全員にはわからないように隠れていてもらえるよう念を押したんだけど…大丈夫かなぁ?
不安を抱えたまま私は指定された中庭の花時計の前に行ってみたの。
周りには樹木など身を潜める場所がいくつかあるので既に野次馬さん達が隠れている。
工藤先輩も先に来ていた・・・・んだけど、あれぇ?他の人も居るんですけどぉ?
そう。。。そこには工藤先輩の他にも昨日 先輩と一緒に私を待ち伏せしていたお友達と思われる人達も待ち構えていたのっ!(なんでぇ~~~??)
イケメンでもモブはモブww