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第1話アーク

 ある村で1人の赤ん坊が産まれた。


「よく頑張ったな、アリシャ!見ろ、俺達の子だ」

「えぇそうねデューク、無事に産まれて来てくれて良かった」

「この子は大きくなったらどうなるのかな~」

「ふふっ、もうそんな先の話してるの?」

「気になるんだからしょうがないだろ」

「そうね…名前はもう決めてあるの?」

「当たり前だ!」

「どんな?」

「この子の名前はアークだ」

「あら、私達の名前からとったのね?」

「ああ、そうだ2人の宝だからな!」


 こうしてアークはこの世に生をうけた。

 それから約10年


「ふぅ、こんなもんかな」


 俺はアーク、10歳の農民の子だ。今は親の手伝いで畑の草むしりをしている。この時期は雑草が生えやすいから大変だ。


「アーク~、ご飯よ~」

「はーい」


 今俺を呼んだのは母親のアリシャ俺と同じ赤髪で、少し楽天的なところがある人だ。まあ、楽天的っていえば、それ以上の人が


「デュークも~、ご飯よ~」

「お~う、今行くー」


 ちょうど今呼ばれたデュークって人が俺の父親で俺や母さんと違って金髪のなかなか引き締まった体躯をしている人で、母さん以上に楽天的な性格をしているんだ。おっと、それより昼飯食べちゃわないと。

 今日のメニューはいつも通りの黒パンに蒸かし芋かぁ~、たまには別のもの食べたいな~


「アーク、今日は授業の日でしょ?お昼食べたら広場に行くの?」

「うん、日が沈む前には帰ってくるよ」

「おー、そうかそろそろ文字覚えたか?」

「父さん、文字を覚えるのは難しいんだよ」

「ははっそうか父さんは習ったことないからわかんないが、お前は賢くなって農民よりもっといい仕事に就け、例えば国のお役人様とかな!そんで俺達に楽させてくれや」

「俺がお役人様に?」

「ああ!勉強を頑張ればな」

「わかった、俺頑張って勉強する!」

「おう!」


 俺は昼飯を食べ終えると早速出掛けた。


「行ってきまーす」

「「行ってらっしゃい」」

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