オセロについて
これ参考になるかなあ?
なってくれるといいんだけどなあ
自分の小説にゲーム出したいわ。
転生主人公が考案したゲームで一儲けしたいわ。
そんな人よくいると思うし、実際結構見る。
「主人公にゲームを考案させる!? めっちゃ難易度高いじゃん!」
んなわけない。当然、既存ゲームを主人公考案という事にする。
どんなゲームを考案させるかなぁ。
ルールが簡単で、作りやすくて、当たり前だけど面白いほうがいい。
「チェスとか将棋だ! めっちゃ遊ばれてんじゃん」
やめた方がいい。
気にしないのなら構わないが、チェスと将棋の起源は古代インドのチャトランガというゲームまで遡る。中世どころか紀元前から存在している。いくらズボラな私でもこれは気にした。
個人的にはオセロがいいと思う。ルールは一分で覚えられるし、コマの形が簡単で統一的だから作りやすいし、大ヒット商品である事から面白さは折り紙つきだ。
さらに言えば、オセロの歴史は百年もない。中世はおろか近世にすら絶対存在しない。
ただ、オセロを登場させるのなら気をつけなくてはならない事がある。「オセロ」という言葉は、メガハウスの登録商標であるという事だ。
「だったらなんて呼べばいいんだよ。なんか挟んで色ひっくり返す奴とでも呼ぶのか?」
リバーシとでも呼ぶといいだろう。色々なテレビゲームに登場する際もそのように呼ばれている。
別にオセロと呼んでもなろうに書くくらいなら怒られたりしないだろうが、書籍化した時とかに書き直してなかったらダメだ。私のように書籍化を狙っているような傲慢作家は気をつけたほうがいい。
ちなみに、リバーシというのはイギリスを中心に親しまれている源平碁とも呼ばれるボードゲームであり、オセロとはルールが違う。
オセロの考案者が「リバーシを元にした」と発言した事があるためそう呼ばれるようになったわけだが、後になってから「自分のオリジナルゲームだ」と言い始めたためオセロとリバーシは全く関係がなくなってしまった。
完全に蛇足だが、オセロには初期の駒位置に決まりがある。
「は? 四角になるように互い違いにおけばいいんだろ? そんぐらい知ってるわ」
実はそれだけではないのだ。
正確には、右上と左下が黒になるように置くのが正しい。逆だからといって不都合はないが、一応そのように定められている。
「じゃあさ、オセロってどうすれば強いんだ? やっぱ主人公は自分で考えたって事になってるから、強いほうがいいだろ?」
私もオセロがとんでもなく強いわけではないが、いわゆるコツと呼ばれるものは確かに存在する。
まず、序盤に多くの駒を取ってしまわない事。
最後の方になって、盤面が自分の駒ばかりで置ける場所が少ないという経験は、誰しもがあるものと思われる。あるよね?
次に、相手の駒を囲んでしまわないようにという事。
盤面上の自分の駒が相手の駒を取り囲むようになっていては、自分が置ける場所が少なくなってしまう。さらにいうと、相手が置ける場所が多くなってしまう。
最後に、相手の駒の内側を攻める事。
盤面上の形は、相手の駒が自分の駒を挟むように置かれている事がベストである。自分が取れる場所は多く、相手が取れる場所は少ない。
なんかそんな事を得意げに語りながら「圧勝した」って書けば強いんだなぁ、って思ってもらえるよ。多分ね。
拙作「ギャンブラー少女は魔法学校に入学しましたが結局ギャンブルしています。」でもそんなふわふわ強キャラムーブしてます。本当に強キャラに見えるかの参考にするんだ。
これ宣伝になるかなあ?
なってくれなきゃ困るけどなぁ