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先生がロリっていいよね(悦)

 茉莉奈の部屋を後にした俺はそのまま職員室に向かった。

 茉莉奈に道を聞いておいたから迷うことはない。安心だ。

 時刻は午前7時15分。予定より早いが大丈夫だろう。

 コンコン。

「失礼します。今日からこの学院でお世話になります、櫛神琥珀です。よろしくおねがいします。」

 とりあえず挨拶をすますと、職員室の先生のうち一人が学園長室に行くように伝言を伝えてくれた。

 職員室に入って気がついたのが、やはり噂どうり職員もすべて女性、しかも若い人のようだ。見た限りだと、全員20代に見える。

 ヒソヒソと俺の方を向いて話あってる先生もいたが気にしない。

 俺は言われたとうり学園長室へ向かった。

 学園長室は職員室のすぐ近くだからすぐに見つけられた。

 コンコン。

「はい、どうぞ。」

 若い女性の声が返ってきた。

「失礼します。今日からこの学院でお世話になります、櫛神琥…」

「櫛神琥珀さん…ですね。お待ちしてました。私が学園長の紫屋敷薫子です。どうぞお座りください。」

 そう言った学園長の姿は異様なものだった。

 背が140cmくらいしかない。言えばちっちゃなお子ちゃまだった。

「学園長というからもっとご年輩の方を想像していたですが、学園長は若いですね。中学、いや小学生ですか?」

「なっ!失礼な!私はこう見えても31歳なのですよ!」

 俺より年上じゃないか!それに成人してる!信じられん。

「へぇ~…苦労してるんですね学園長も。」

「今、ものすごくバカにされた気がします。」

 正解です。

「コホン。え~冗談はこれくらいにしてっと。改めて、ようこそ愁閃院学園へ歓迎します。櫛神琥珀さん。」

 そういうと学園長は手をこちらに差し出してきた。握手か。

「えぇ、こちらこそよろしくお願いします。」

 握った学園長の手は小学生低学年のように小さかった。はたから見たら俺は変態に写るんじゃないか?

「早速ですが、琥珀くんあなたにコースを選んでもらいます。どのコースにしますか?」

 ここで愁閃院学院について少し説明しておこう。

 愁閃院学園は入学するとまず、オタハンになるための授業を受けるコース、つまりクラスを選ぶことになる。

 愁閃院学園には全部で3つのコースがあり、そのコースは次の3つである。

 まずは「近接および遠距離戦闘コース」。

 このコースは暴徒と化し、手に負えなくなったオタクどもを武力でむりやり沈める。つまりオタクとの戦闘のために武力に特化したハンターを育てるコースである。

 次に「メンタルカウンセリングコース」。

 このコースはオタクをカウンセリングしもとの人間に戻していくメンタリストを育てるコースである。

 そして3つめが「情報処理コース」。

 このコースはネット上のありとあらゆる情報を収集しオタクの行動を把握し、場合によってはハッキングでオタクの作戦の妨害工作を行ったりする、プログラマーやハッカーを育てるコースである。

 俺は事前にどのコースにするか決めていた。

「近接および遠距離戦闘コースでお願いします。」

 学園長は、意外だ、という顔をしていた。

「戦闘コースですか…。あなたみたいな方は情報処理コースにすると思っていたんですがねぇ~。正直驚いています。どうして戦闘コースに?」

「確かに、最初はそうしようと思ってました、でも、せっかく新しい環境になったんですから自分も少し変わらないと。って思って、一番むいてなさそうなコースをあえて選びました。」

「大丈夫ですか?戦闘コースには危険が伴います。命を落とすこともあるかもしれないんですよ。」

「はい、覚悟の上です。」

 俺は逃げない。この学園に入学が決まった時、俺はそう決めた。

「そうですか。分かりました。」

 そういうと学園長は机の上の電話を手に取った。

「私です。今決まりました。・・・。はい。では、琴原先生を。はい、お願いします。」

 学園長が電話を終えると30秒もたたないうちに扉をノックする音が聞こえた。はやっ!

 コンコン。

「入ってください。」

「失礼します。」

 入ってきた女の人は学園長とは全く違う印象を受ける人だった。

 金髪のポニーテールで背も高い。170はあるだろうか?目つきが鋭く怖い。そしてなにより。

 巨乳。

 D、いやEはあろう巨大な胸をしていた。学園長の幼児体型とはえらい違いだ。

「紹介します。彼女が戦闘クラスの担任である琴原唯弧(ことはらゆいこ)先生です。年は19歳です。」

 俺とほとんど変わんねぇじゃねーか!

「よろしくおねがいします。」

「君が噂の櫛神くんかぁ~・・・。」

 琴原先生は俺の体をジロジロ見回すと。

「いやぁ~男前だね君!私が君の担任だから、これからよろしくね。ハハハハ。」

 俺の背中をバンバン叩きながら琴原先生は俺を歓迎してくれた。

 見た目とのギャップがすごい。気の強そうなキャラとは大きく違い、めっちゃフレンドリーな人だ。というかむしろ、ちょっと、う(ざい)

「もぅ、琴原先生!櫛神君が困ってるじゃないですか。」

 学園長ナイス!

「っん?あぁ!いやぁ~ごめんごめん。ついテンション上がっちゃってね。あはは・・・。」

 琴原先生はやっと俺から離れてくれた。

「ったく、しっかりしてください!まったく、もぅ・・・。」

 怒ってる学園長・・・可愛い。おっといかん。こんなんじゃ俺がロリコンみたいだ。

「さっ、琴原先生。彼を教室に案内してあげてください。もうじきホームルームです。」

 気づけば時間はもぅ9時になろうとしていた。

「はぁ~い。それじゃあ琥珀くん行こっか。」

「えっ・・・あ、はい。」

「それじゃ、失礼しまぁ~す。」

「失礼します。」

 こうして俺は学園長室を後にした。


「櫛神琥珀君かぁ~。あの人が推薦するのもわかります。面白いひとですね。ふふ。」

 薫子はそんなことを言いながらこれから彼がどのような学園生活を送るのか期待に胸を膨らませていた。


「ねぇ、君はなんでこの学院に来ようと思ったの?」

 琴原先生は前を向いて歩きながら俺に質問をしてきた。

「いや、まぁ、いろいろありますが、やっぱり何かが変わりそうだったから・・・かな?」

 もちろん嘘である。本当は可愛い娘目当てである。

「ふぅ~んそうなんだ・・・私はてっきり美少女目当てかと思っちゃったよ。」

 大正解ですよ先生。

「そんなわけないじゃないですか。」

 あくまでも冷静に否定する。

「だよねぇ~。ホラそんなこんなで着いたよ。ここが今日から君の教室。」

 ドアの上の札には「戦闘クラス」と書いてあった。どうやら本当にここのようだ。

「ちょっと待っててね。呼んだら中に入ってきて。」

 そういうと先生は教室の中に入っていった。

「はぁ~い。みんな静に。」

「先生おそぉ~い。」

 教室からはおそらく生徒であろう女の子達の声が聞こえる。

「あはは、ごめんごめん。そんなことより今日は新しいお友達を紹介しまぁ~す。」

「どんな娘~?可愛い?」

「う~ん・・・とりあえずカッコイイよ。」

「カッコイイって、なになに?姉御キャラってこと?」

「ちょっと違うかな。とりあえず見たら分かるよ。きっとみんな驚くよぉ~。」

「えぇ~超楽しみ!」

「えへへ、じゃあ、登場してもらいましょう。さぁ、入ってきて。」

 ムダに緊張するなぁ~こういう時って・・・。

 俺は気持ちを落ち着かせて、教室の中にに足を進めた。

 ガラガラ。

 教壇に立つまでは正面は見ない。

「紹介します。転校生の櫛神琥珀くんです。みんな仲良くするように。」

「櫛神琥珀です。みなさんよろしくお願いします。」

 教室は完全に静まり返っていた。

 おそらくみんなあまりにも驚きすぎて声が出ないのだろう。

 そして、一人の生徒が声を出した。

「は?え?ちょっ、どういうこと?意味わかんないんだけど?ここ、女子高だよね?えっと琥珀くんだっけ?君、性別は?」

 何を今更。見れば分かるだろうに。

「もちろん男ですが・・・なにか?」

「だよねぇ・・・・・・。」

 一瞬の沈黙の後。

「えぇーーーーーーーー!! 男ーーーーーーーーーー!!」

 鼓膜が破れそうなほどデカイ音だった。

「どいうこと?意味わかんないんだけど。」

「どうして?まじありえない。」

 そんな声が飛び交う中でも時々。

「ねぇ、でもあの人。超かっこよくない?」

「すんごいイケメンだよね。」

 と、歓声もあがっている。これは非常に心地いい。

「はぁーい静に!!聞きたいこともいろいろあると思うけどとりあえず落ち着いて。」

 先生が俺のことを説明している間、クラスを見回していると、一人気になる子を見つけた。

 真っ黒なセミロング髪の毛に青みがかった瞳。そこまでたいした特徴はなかったのに、その娘はどこかミステリアスなオーラを放っていた。

 ふと、その娘と目があった気がした。こっちをみて微笑んだようにも見えたが、気のせいか・・・。

 ともあれ、そんなこんなで俺の波乱の学園生活が幕を開けたのだった。

本格的にスタートとか言いながら、あんまり本格的にできませんでした。スイマセン(汗


次話からできるようにがんばります。


コメント、感想どんどんください。よろしくお願いします。

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