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久しぶりに会った女の子が可愛くなりすぎてたら誰か分からない

「うっひょー!デッケー学校だな!」

 学校に連絡をした俺は即刻入学を希望し、入学手続きを終えた俺は、今、愁閃学院に来ている。今日が登校初日なのだが…。

「えっと、とりあえず職員室に向かわねぇーと…。ってか、広すぎてここがどこかが分かんねーな。」

 というか、俺は正直ピンチな状態だった。その理由は、今日から俺がこの学院の生徒になることは学院の職員以外には知らされておらず、生徒からすれば俺は女子高に無断で進入してきた不審者なわけで…。もし、見つかりでもしたら結構面倒なことになるだろう。

 っま、んなことは、まずないだろうね~。だって今、

午前4時だから…。

 ヒュ~。心なしか風の音がいやに寂しく聞こえた。

「クッソ~。こんなことなら、テンション上げて予定より4時間も早く来るんじゃなかった!。」

 夏の早朝に女子高のなかで一人…。

「寂しすぎる!!!。」

 一人で叫んでみるが、寂しさが増しただけだった…。

 とりあえず4時間もじっとしている訳にはいかないので、学校内を探索することにした。

「にしても、ホント広い学校だなぁ~。俺がいた高校の5倍はあるぞ、これ。」

 そんなことを呟きながら、まだ薄暗い空の学校をフラフラと歩いていると、

「♪~♪~♪」

 どこからか軽快なメロディが流れてきた。俺はその音の方に向かって歩き出した。

 そして見つけた。 

 すこし先の中庭にあるベンチで鼻歌をうたっている女の子を俺は見つけた。

(こんな時間になにしてんだ?)

 疑問に思った俺は特にすることもないので、しばらくその娘を近くの茂みに隠れて観察することにした。

 シルエットだけで姿はハッキリとは見えないが愁閃(ここ)の生徒(おそらく)ってことは、たぶん美少女なんだろうな~…。

 そんなことを考えながらしばらく見ていると最初は鼻歌だけだったその娘はテンションが上がってきたのか、本格的に歌を歌い始めた。

「きみは~げんきかい♪ ぼくは~げんきだよ♪ だけどぼ~くはさみしいよ♪ きみがいないとさみしいよ♪ い~ま~きみはどこにいる…」

 変な歌。俺が最初に受けたのはそんな普通な印象だった…でも、その印象派はすぐに変わることになった。

(そういやこの歌どっかで・・・)

 そして、その答えが出るのに時間はかからなかった。この歌・・・

「まさか!!!」

 ハッ!

 しまった。導き出された答えに驚いたあまり、俺はつい大声をだして立ち上がってしまった。

 そして、案の定・・・。

「誰っ!? そこに誰かいるの?」

 俺はパニックになってまともな判断が出来る状態じゃなかった。だからとっさに、

「いや、別に俺は怪しい者ではっ!」

 思わず、自分から正体をさらしてしまったのだ。そう、俺が男だという正体を。

「えっ!? なんだぁ~。男の人かぁ~・・・って、え?」

 向こうもここでようやく事態を理解したよう・・・。

「いやぁーーー!!! 男ーーーー!!!」

 ははは、まさかさっき言ったことが現実に起こってしまうとはな。

 って、こんなこと考えてる場合じゃなかった。

「ちょ、ちょっと待ってよ。俺は別に不審者じゃないって。」

 そう言いながら俺は、「危害を加えるつもりは無い。」という意思表示のつもりで、両手を挙げながらその娘の方に足を進めた。

「いやっ!来ないで!近づかないで!」

 完全に不審者扱いされながらも俺は誤解を解くため足を進めた。そして・・・。

「だから、話を聞けって!」

 そう言い放ち、俺はその娘の肩を掴んだ。

 タイミングよく太陽が登り始め、陽の光がその娘の顔を照らし出した。

 そして、俺は言葉をうしなった。おそらくそれは相手も同じだったであろう。

 なぜなら…。

『お前(あんた)、もしかして・・・。』

『茉莉奈かっ!?』

『琥珀っ!?』

 俺と同時に言葉を発した色白で赤いメガネが目立つ彼女の姿は、俺が幼稚園~中学卒業までずっと一緒だった姫野茉莉奈(ひめのまりな)のそれだった。

 長年の幼馴染との4年ぶりの再会だった。

幼馴染との久しぶりの再会。

次話は主人公と茉莉奈の過去のストーリーの予定です。


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