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脅迫

 会議終了後、教室に戻った俺の怒りが収まることはなかった。

 授業の内容もまったく耳に入らず、俺のいつもと違う雰囲気を察したのか、いつもは積極的に話しかけてくるクラスメイトとも、どこか距離を置かれている気がした。

 

「ねぇねぇ琥珀。なんかあったの?今日は様子が変だよ?」

「なんでもねぇよ」

 夕食を済ませた俺と茉莉奈。が、今日はいつもの賑やかさがなかった。

 もちろん茉莉奈には事件のことは話していない。まぁ、それも時間の問題だろう。直に噂になるのは目に見えている。

「嘘だね。私が何年アンタの幼馴染やってると思ってんの?」

「いや、ホント・・・なんでもねぇんだ」

 茉莉奈にはいつも全部を見透かされている気がした。

「ふぅ~ん。あっそ。まっ、あんま追求はしないであげる。でも、なんかあったらちゃんと相談しなさいよ!なんたって、私はアンタの幼馴染様さんだから!」 

 茉莉奈は胸をそらしてふんぞり返ってる。

 どうしてコイツはこんなことでここまで威張れるのだろう?

 だが、今はそんな茉莉奈をみていると少し安心できた。

「あぁ、ありがと」

 俺は軽く茉莉奈に笑って礼をした。

 その後も俺達は特に会話をすることもなく互いに眠りについた。


―翌日―


「んじゃ、先に行くぞ」

「はいよ~」

 俺は生徒会の集まりがあるので、いつもより早く寮を出た。

「おはようございます」

 俺は掃き掃除中寮の管理人さんに軽く挨拶をする。

「おはようございます。今日はお早いんですね」

「えぇ、まぁ」

「あっ、そうそう。あなた宛に封筒が届いてましたよ」

 そういうと管理人さんは管理人室から一通の封筒を持ってきた。

「はい。どうぞ」

「ありがとうございます」

 俺は封筒を受け取り、差出人を確認する・・・が。

「その封筒差出人が分からなくて。櫛神、心当たりはありますか?」

「いえ・・・たぶん母か前の学校の友達でしょう。ちょっとしたイタズラのつもりですよ。きっと」

「そうですか。なら心配はいりませんね」

「はい。ご心配いただき、ありがとうございます」

「いえいえ。気をつけていってらっしゃい」

「はい。行ってきます」

 俺は管理人さんとの会話を終了すると学校へ向けて歩き出した。

「差出人不明の封筒ねぇ~・・・どうせ母さんか涼太あたりのイタズラだろ」

 正直、見るのも面倒だったが一応確認だけはしておこうと歩きながら封筒を開封した。

 そして俺は封筒の中の物をみて驚愕することになる。

 

 中に入っていたのは一枚の写真と一枚の手紙だった。

 写真には、目隠しと口にはガムテープ。両手を括り付けられ天井からつるし上げられている女性が3人、二人は全裸。もう一人は服を着た状態。

 最初は涼太あたりがからかって送った写真かと思ったが、違った。

 服を着ている女性の服。それは愁閃の制服だった。

 つまり、この写真が意味することは・・・

 俺は怒りでどうにかなりそうだった。

 湧き上がる怒りを抑えられずに力任せに壁を殴った。

「こいつら・・・許せねぇ!」

 写真には女性と一緒に、太った眼鏡のいかにもオタクみたいな連中がカメラにピースをしながら何人も映っていた。

 写真の男の顔を見るたびに自分でも恐ろしいくらいの殺意が溢れてくる。

 そして、写真と一緒に封筒に入っていた手紙には

 

 オマエノタイセツナヒトモイズレコウナルノダゾ


 その文を見た瞬間に全身を恐怖が襲った。

 俺が一番最初に頭に思い浮かべた人物は他でもない茉莉奈だった。

 俺は震えが止まらなかった。

 生徒会の用事もほっぽりだして、俺は寮の部屋へと全力で走った。

 どうか無事でいてくれ

 そう切に願った。

 俺は全力で階段を駆け上り、部屋のドアを勢いよく開いた。


「わわっ!どうしたの!?」

 茉莉奈はそこにいた。

 俺は茉莉奈の姿を確認すると全身から力が抜けて思わずこけそうになる。

「どうしたの!?そんなに慌てて!?なんかあったの?」

 茉莉奈はあまりの俺の慌てように心配をしていた。

「ハァハァ・・・いや、忘れ物、取りに来た」

 咄嗟に考えた言い訳でなんとか茉莉奈には心配をかけないようにしようとした。

「なんだぁ~。忘れ物かぁ~。あんまり慌ててるからビックリしちゃったよ。ったく、ちゃんと持ち物は確認するよぅに!」

「おぅ。気をつけるゎ」

 俺はありもしない忘れ物とりに自分の机に向かった。

 結局、その朝は生徒会には参加せずに茉莉奈と一緒にいつもの時間に登校した。

 茉莉奈には会議がなくなったと適当な言い訳を言ってごまかした。

 たぶん会長に後で怒られるだろうな。

 でも、今は茉莉奈の傍を離れたくなかった。

こんにちは。もしくは、こんばんはです><

最近のストーリーはシリアスな感じが続いて、最初から読んでいただいてる読者の方々は混乱なさらないか心配です(汗

自分でもイメージ変わりすぎだろ!って突っ込みたくなります(笑)

当分はこんな感じになってしまいまうと思います。コミカルなストーリー好きの方にはごめんなさいですm(_ _)m

最近頭さげてばっかな気がしますが、今回はこのへんで^^

また次回(^0^)ノ

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