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第309回

 帰省すると、車のバッテリー交換から私の新生活は始まった。始動せず一年以上、経っていたこともあるが、まあ、へたって買い換えの時期だったこともある。しかし、そんな他愛もない生活は東京にいた頃は望めず、日々を齷齪あくせくしていたのだから、ありがたいと思わねばならなかった。眠気ねむけへ帰ってからの私は、会見場で見た沼澤氏らしき人物のことなど、すっかり忘れてしまっていた。

 バッテリーを取り換え、道具類を片づけようとしたとき、お告げが舞い降りた。

『お久しぶりです。ようやく落ちつかれたようですね』

「ああ…はい。やっと解放されたようです」

 私はまったく驚かずにお告げを聞くことができた。これはもう、慣れという他はなかった。

『あなたの銅像が建つそうじゃないですか』

「ええ、らしいですね…。そんなことは、別にどうでもいいんです。問題は、これからの私が、どうなるか、なんです。早い話、今後ですよ」

『そのことについては、大玉様から何も云われておりませんので、私にもよく分からないのです。ただひとつ、五分後に電話がかかりますよ』

「えっ?! 誰からでしょう?」

『会社の方なんじゃ…くらいしか云えません』

 そこでお告げは突然、途絶え、電話が予告どおりすぐにかかってきた。丁度、五分後だった。

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