第258回
『国家行政組織法、防衛省設置法などの法律を抜本改正することから始まります。大変な国内プロジェクトですが、憲法九条に関連した問題、世界に向けて発信する平和への姿勢としては、すごいと思えるのです』
「はあ、それはまあ…。ただ、そうスンナリいけばいいんですが…」
『大玉様はスムースにいくよう、その考えを事細かに小菅さんへ送るつもりなのです』
「私にはあまり関係ありませんね?」
『いえ、塩山さん。あなたはそれを支持する役割があります』
「しかし、防衛省管轄のお話ですから防衛大臣でしょ? 私は文科大臣で地球語プロジェクトがあります」
『そのとおりです。ですからあなたは、支持されるだけでいいのですよ、塩山さん』
「そうでしょうね。地球語も保安省もでは、私が過労死しますよ」
『ははは…それはそうでしょう。大玉様はそのような無茶な霊力はお使いにはなりません』
「あなたを支持されるんですから、その大玉様は、ものすごいんでしょうね?」
『ええ、ものすごいですよ。ありとあらゆる霊をとり仕切っておられるのですから…』
「初めに云われた霊体、幽体とかですね?」
『ええ、そのとおりです』
お告げは厳かに云った。