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245/317

第245回

すると、私の念は、ものの見事に通じたようで、しばらくすると、お告げが舞い降りた。

『はい! お呼びになりましたか? 今、大玉様の方へ一週間分の報告を終えたところです』

「そんなことを、されておられるんですか?」

『ええ、これでどうしてどうして、霊界も結構、いそがしいんですよ』

「どうも…。そんなこととは知らず、お呼びだて、してしまいました」

『いいえ、忙しかろうとひまだろうと、呼ばれればそれに応じるのが私の役目ですからね。それで、どういったおうかがいでしょう?』

「はい、そのことなんですが、今夜、私の先輩から電話があったんですが、実は…」

『ああ、そのことでしたか。大玉様のご指示がありまして、私が霊力を使ったのです。

小菅こすがさんが、ふたたび総理になられるように…』

「そのようなことが出来るんですか?」

『ええ、もちろんです。いつぞやも申しましたが、私に出来ないことは何もありません』

「それは、すごい!」

『ははは…、すごいのは塩山さん、あなたです。霊力を出すのは私達ですが、世の中を動かすのは塩山さん、あなたなんですよ』

「いやあ…私はそんなうつわじゃないと思うんですが…」

 偉く買いかぶられたもんだ…と、私は思った。

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