表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
180/317

第180回

「正直云って、少し怖いです…」

 私は気持ちのまま、そう云った。

『心配されずとも、こうした映像の頃の塩山さんは、気持の上でも超人になられていることでしょう。ですから、ご安心を…』

「私は別に今のままでもいいんです。部長になれたことだけで充分なんですから…」

「いや、あなたには生まれ持っての霊に対する感応力がお有りなのです。それは取りも直さず、あなたが世界、いいえ、この地球の指導者として様々な分野であがめられる存在になられる証拠なのです」

「はあ…」

 私は玉のお告げに、いつの間にか説得され、その気になっていった。

『長く話してしまいました。では…』

「あのう…、今度はいつ?」

『それは決まりで云えないのです』

「決まり、とは?」

『決まりです。霊界の決まりごとです』

「霊界? そのようなところがあるんですか?」

『そのことも決まりで、今は云えません。云えるのは、一年以内にお亡くなりになられる方だけなのですよ。しからず…』

「そうなんですか…

でも、霊界があると分かっただけでも随分、お力を頂戴いたしました」

『そうですか、それはよかった』

 そこでお告げはピタッと途切れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ