表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
169/317

第169回

「そうです…。まあ、この現象は、そう度々(たびたび)、起こりゃしませんがね。玉が盛んに霊力を出して活動している時に、よく起こります」

「…そういえば、今日、沼澤さんにそのことをたずねようと思って寄ったんです。部長になるやら、議員の煮付につけ先輩から、どでかい話が舞い込むやら、それに今のことも含めて、なんか変なんですよね」

「そうでしょうとも…」

 沼澤氏は当然だと云わんばかりで、私に理解を示した。ママと早希ちゃんは、いつの間にかボックス席へと逃避行を決め込んでいた。むろん、逃避はしているのだが、私と沼澤氏が話している様子を遠目にうかがっている訳で、ある意味、気を利かせてくれた、とも云えた。

「玉のお告げがあるのですが、途中で中断すると、そのあとがないんですよ。これって、どういうもんでしょうか?」

「それはこの前、塩山さんがおたずねになったので私が答えたじゃありませんか。あなたが慣れるしかないと…」

「慣れる…といいますと、具体的には?」

「慣れるのですよ、霊力に慣れるのです。慣れるとは、霊力をコントロールするフォースを高める、ということです」

「なるほど…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ