表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鉄砲ユリ

作者: 檸檬

鉄砲ユリが暑い、暑い、と言って咲いていた


夏空へパッァーンと突き抜け開いた花びら


近づくと美しい曲線だった


緑から白い花火のシャワーが鮮烈だった


晩夏、夕立と雷鳴、、に撃たれた鉄砲ユリは


静かに細く萎れゆく、、霧深き茶畑の里は


鉄砲ユリの香りに包まれていった


柔らかき白霧に姿を変えて


鉄砲ユリが暑い、暑いと言って咲いていた夏だった


あの笑顔がただ好きだった


いつも二輪並んで咲いていた鉄砲百合


見つめ合った日はあったかなかったかはわからないけど


友よ、見つめ合いたいわけじゃないのだと知っていたよ


あなたが見つめる先をわたしもみている


あの空へ、自由への憧れ


見つめ合うことが愛することではないと

誰かが言っていた


ただ空へ羽ばたくように 咲いて笑っていて


友よ 見つめ合いたいわけじゃないのだとわかったよ


生きてゆくこと、それだけが 愛することだと

































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
鉄砲ユリは、まさに夏空へ放つような、鮮やかな白と美しい曲線ですよね。白い花火のシャワーという描写が印象的です。その香りに包まれながら、白霧の中に佇むような風景を想い浮かべました。 鉄砲ユリの花言葉に…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ