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エピローグ 二人の魔王

「よかったのぉ?ユリチャン、お気に入りだったんでしょ?彼」

「魔に転じたものを、わたくしは我が国の民とは認めません」

「ふっふっふ、はははは、今のユリチャンがそれ言う~?」

「その不快な口を今すぐ閉じなさい」


剣先をヴォルハウス卿の首筋に突きつける。


「んっふっふ、ごめんってえ~魔王様」

「冗談でも笑えませんわ」


剣を空に放ると、その件は元々存在しなかったように消えた。


「さようなら、トーマス。一緒に来てほしかったのは、本心でしたわ」


その瞳の端には涙が浮かんでいた。


*************************************


――これは少し先の未来。


その少女は、血の海に立つ。


「姫様、アクーティカ城の制圧、完了いたしました」

「ありがとう、爺」


クッキー・アクーティカは恐怖に震え、涙を流し少女を見上げる。


「魔王め…!!」


*************************************


第一章 -二人の魔王- 完

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