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もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~(旧題:Iris Revolution Online)  作者: 紀美野ねこ
以芸会友

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第612話 ハウスキーピングの力は無限大

 ゲーム内のご飯を済ませ、転移魔法陣で城へとやってきた。

 メンバーは、俺とミオン、ルピ、スウィー、シャル、エルさん、そして、


「お待ちしておりました」


 先に来ていたセラさんが合流。

 俺がセラさんと契約したこともあり、この城は俺が所有者ということになった。

 で、当然、今住んでる屋敷も俺が所有者なので、どちらにもすぐ現れることが可能なんだとか。


「それって、この島じゃない場所とかでも可能なの?」


「もちろん可能です! ハウスキーピングに限界はありません!」


 と胸を張って謎理論を力説されてしまった。

 ちょっとうらやましいけど、俺の家じゃない場所には出られないからなあ。


「〜〜〜?」


「ん? 今はまだここに引っ越すことは考えてないよ。パーンやシャルたちと遠くなっちゃうからね」


 その答えにうーむと悩ましげなスウィー。


「ここは別荘ですよ」


「〜〜〜!」


 ミオンの言葉になるほどという表情に。

 ちなみにミオンってか、出雲家は別荘を持ってるそうで……


「じゃ、塔の方を見に行くけど、ミオンとスウィーは念の為後ろにいてね。シャル、エルさん、お願いします」


「ニャ!」「ああ、任された」


 二人の護衛はシャルとエルさんに。

 やばい状態になったら、エルさんには二人を抱えて転移魔法陣で戻ってもらうようお願いしてある。


「ワフ」


「うん。行こう」


 東側の端、権限が必要な扉に手を添えて、いつものやりとりを。

 さっそく開けようとする前に、


「見てきましょうか?」


「あー……。はい、お願いします」


 俺との契約で以前の制限が外れたセラさん。

 扉の向こうの裏庭もこの城の範疇に入るということで、そりゃ見に行けるよな。


「大丈夫でしょうか?」


「心配はいらない。シルキーが消滅するのは、守るべき家がなくなってしまう時だけだ」


 エルさんがそう答えてくれる。

 その『守るべき家』の中なら最強なんじゃと思ったけど、シルキーの方にも攻撃手段がないなら負けないだけか。

 てか、ドラゴンならこの城を壊せちゃうよな……


「何もいませんでした。荒れ放題になっているのは納得いきませんが!」


「まあまあ、今日のところは我慢してください」


「落ち着いたら私も手伝いますから」


 スウィーもうんうんと頷いてくれて、セラさんも落ち着いたっぽい。

 ということで扉を開けると、まあ、これは確かに荒れ放題って言われるやつだ。


「中庭よりもひどい状態ですね……」


「これはパーンたちも呼ばないとだね」


 ただ、塔へと上っていく坂道は石畳があってなんとかって状態。

 フラワーアーチの枠みたいなのには蔦がすごいことになっているけど。


「ショウ君。これってニーナさんのところにあった柵ですよ」


「ん? 柵って……、ああ、あの安全柵か」


 言われてみれば確かに。

 ミオンが鑑定した結果を見せてくれた。


【魔導安全柵】

『魔銀でできた柵に、結界魔法と空間魔法が刻まれた安全柵。機能停止中』


 うん。俺が見たやつと同じだ。ってことは、ここはやっぱり古代遺跡、何かの施設ってことだよな。

 ここも管理者になる必要がありそうだけど、また、ワールドアナウンスされちゃうのかな?


「これは?」


「権限が必要な扉です」


「おっけ。ってセラさん、中を見てこれます?」


「お任せください!」


 出来ちゃうんだと思いつつ、ちょっと申し訳なく思いつつ、安全第一って考えると最善手なんだよな。

 待つことしばし、


「誰もいませんでした。暗くはありますが、危険なこともないかと」


「良かったです」


 ほっとした表情のミオン。

 この中に入れそうなのって、昔ここを使ってた人か、その知り合いとかだろうし、だとしたら……だもんな。


【祝福を受けし者のアクセスを確認しました。最上位管理者権限を確認しました。解錠しますか?】


「はい」


 途中は安全柵があって、こっちの扉も権限が必要。

 かなり厳重にしてあるのは、それだけ重要な何かがありそう……


「〜〜〜?」


「あ、そうですね」


 ミオンとスウィーに光の精霊のあかりを出してもらう。準備オッケーかな?

 一応、慎重に扉を開けると、


「うわぁ……」


「すごいです……」


 円形の塔の外壁にびっしりと本いっぱいの書架。

 中央には螺旋階段があって、上の階へと繋がってるっぽい。


「ここも3階建て?」


「はい。地上は3階、地下はかなり下まで階段が続いておりました」


 じゃあ、最上階が管理室かな? 下は洞窟の奥の船着場っぽいところに続いてそうだよな。

 ここの本も気になるけど、まずは上へ行こう。


「ルピ」


「ワフン」


 誰もいないって言われたけど、一応、警戒しつつ螺旋階段を登る。

 結構高いのに、外側に手すりがないのって怖いんだけど……


「ショウ君」


「うん」


 恥ずかしいけど安全第一ってことで、手を繋いで上へと。

 先に上りきったルピがあちこち見回し、やっぱり何もなさそうで、こっちを向いておすわりしている。


「ここは……作業場かな?」


 壁沿いに見慣れた魔導炉と魔導火床。

 少し離れた場所に大きな机があって、その隣には……製図台だよな、あれって。

 それ以外にも棚がたくさんあったりと、この階も気になる物が多いんだけど、優先すべきは最上階。


「先に上で」


「はぃ」「ワフン」


 ルピが駆け上がっていくのをゆっくり追いかける。

 3階には予想通り制御室のようで、多分、北側の壁に見たことのあるコンソールのようなものが。

 それはいいとして、左手側には古く、朽ちかけているベッド。右手側には本や書類が積まれた古いテーブルと椅子が1つ。


「なんだか気味が悪いです……」


「だね……」


 そう怖がる俺たちだけど、エルさんは平然とテーブルの方へ、ルピはベッドの方へと向かう。

 スウィーはシャルを連れてコンソールの方へ行き、


「〜〜〜♪」


「さんきゅ」


 非常用魔晶石が入っているであろう場所を見つけてくれた。

 ただ、蓋のサイズはニーナさんのやつよりも二回りは小さいかな?


「あー、やっぱり小さいな。これだと中サイズ?」


「ショウ君。これって再生魔晶石です」


「えっ?」



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