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もふもふと楽しむ無人島のんびり開拓ライフ ~VRMMOでぼっちを満喫するはずが、全プレイヤーに注目されているみたいです~(旧題:Iris Revolution Online)  作者: 紀美野ねこ
以芸会友

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第611話 ショウ君に万事お任せ

「またエピックスキルを取得しただと!? 兄上はようSPが足りるのう……」


 夕飯時、美姫にシルキーの話をしたら、そんなふうに呆れられてしまった。

 エピックスキルの取得に必要なSPは16。普通にプレイしてたら絶対に余ってないって話は何度もされたっけ。


「あ、でも、ワールドクエストの褒賞SPって結構もらえなかったっけ?」


 この前のワールドクエストで10SPもらえたのもあって、実はもう一つエピックスキルを取れる余裕があったりするんだけど……


「そちらはエピックスキルを取得するための、前提スキルの取得にもSPは必要なのだぞ?」


「あー、前提スキルか……」


 召喚魔法は空間・結界・重力魔法とレアスキル3つが前提だもんなあ。今は調教がアンコモンになってるけど、俺が取ったときはレアスキルだったし。


「本来であれば、二年は先のスキルを習得しておると言われておるの」


 そう言って笑う美姫。

 精霊使役の方ならワンチャンあるかもだけど、そっちはそっちで上位精霊と遭遇する必要があるもんな。


「思うに、兄上がシルキーと出会ったのは幸運だったのではないか?」


「ん? どういうことだ?」


「これがイフリートやジンといったメジャーな上位精霊であれば、力を示せとか言われかねんぞ」


 あー、俺の場合、セラさんの方から契約してくれって積極的だったもんなあ。

 その分、戦力としては期待できないだろうし、そういう部分でバランスを取ってそうだけど。


「それで、やはり城には引っ越さんのか?」


「広いのは魅力的だけど島の北端だからな。まあ、シャルたちが増えたりしたら、城に住んでもらうのもありかな。転移魔法陣を置く前提だけど」


 なんにしても、塔と地下を探索し終わってからだよな。


 ………

 ……

 …


「古代遺跡にニーナさんやヒトミさんのような管理人格があるのは、規模が大きい施設に限られるんじゃないかしら」


 フリーズから復活したベル部長が、机に肘をつき、頬杖をついてそう話す。

 実際、氷姫アンシアが紹介してた古代遺跡は、全て探索したけど制御室みたいなのはなかったらしい。少なくとも表向きは。


「当たり外れがあるんですかね?」


「本土から遠い無人島ほど、重要な古代遺跡があるって噂とも一致してそうよね」


「アンシアの所有する島は、かなり本土に近いらしいと聞くのでな」


 島の全域調査も終わってて、それで地図があるらしいんだけど、どうやらその島は魔王国の南にあって、小船でも行けるんじゃないかってぐらいの距離なんだとか。

 そういや、俺がスタートする時にもいくつかそういう場所あったなあと。近すぎるからって却下したけど。


「ところで、この話、次のライブでするのよね?」


 ちょっと深刻な顔で聞いてくるベル部長。


「隠す意味もないかなって思ってたんですけど、なんかまずいです?」


「ラムネさんのところにも、お城があるでしょう?」


「ぁ……」「そういえば……」


 精霊使役スキルとセラさんのことは話さない方がいいのかな?

 シルキーがいるかどうかはわからないけど、いるんじゃないかって探しに来る人とかはいそうだよな。あっちの島は行き来も厳しくしてないそうだし。


「ライブで話す前に、ラムネさんに伝えておいていいかしら? 気にしないとは思うのだけれど……」


「ええ、それは全然」


 それでラムネさんが気になって、じゃあ指輪を調達して城へ行ってみよーってなったら面白いんだけどな。


 ………

 ……

 …


「うわ……」


「すごいです!」


 ログインすると、部屋がすごく綺麗になっていた。

 なんていうかゲームらしいピカピカ(?)な感じに磨き上げられている。

 これってセラさんのおかげだよなあと思いつつリビングへ行くと、いつものように読書中のエルさんと、ルピたちを愛でているエメラルディアさん。


「やあ」「ぁぃ」


「お疲れ様です。お茶を用意しますので、お待ちください」


「あ、はい」


 突然ふっと現れて、そう言ってスッと消えるセラさん。

 家の中の移動は、何も持っていなければ一瞬なんだとか。


「しばらくすれば慣れる」


「ですかね」


 席について待っていると、パプの葉茶とレーズンクッキーを持ってきてくれた。

 そういえば……


「セラさんは食べなくて平気なの?」


「はい! 住んでくださる方がいらっしゃれば、新鮮なマナが屋内に取り込まれますので!」


 と胸を張って言うセラさん。

 誰も住んでない家だと最低限のことしかできないけど、住人がいればそれだけできることも増えるらしい。人が住まない家って澱むっていうもんな。

 俺たちがいない、ログインしてない間でも白竜姫様やエルさん、シャルやパーンたちもやってくるこの屋敷の方が居心地はいいわけで。


「この後、また城へ行くのか?」


「ええ、塔の方を調べようかと。何かいるかもしれないんで、同行してもらえますか?」


「もちろんだ。私も気になっているし、アージェンタ様からも万事ショウに任せるよう言われているのでな」


「ははは……」


 北端の城と塔の話は、エルさんからアージェンタさんに報告してもらったんだけど、俺に一任&指示に従うようにって返事だったと。

 まあ、城の方は特に何もなかったし、アージェンタさん的には塔の方が気になるってぐらいかな?


「おやつ〜?」


 起きてきた白竜姫様がミオンの膝へと座って、クッキーに手をつける。


「アルテナちゃん。ご飯があるので、その一枚にしましょうね」


「はーい」


 ってことで、まずは腹ごしらえをしよう。

 この間作ったハンバーグ、タネがまだ残ってたと思うし、ハンバーガーでも作ろうかな。



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