愛するひとへ
もう 会えないかと 思った
君は 泣いている
もう 会えないかと 思った
青く透明に 光る 君の涙
頰を伝って 滑り落ちるのを ずっと みてた
君の心臓の鼓動 僕の心臓の鼓動
揺れ過ぎて
分からない
立っているのか
倒れているのか
二人
雨の音が 激しい
雨に濡れて
涙に濡れて
君の瞳の奥
ゆれてる
ずっと
離れない
奥深い 何か
何か
忘れてはいけない
何か
離れてはいけない
何か
分からない
何か
どうしても
知りたくて
君に
雨も
涙も
君の
心臓の
音も
鼓動も
揺れも
熱も
あたたかさも
やわらかさも
君の
刹那の
呼吸の
奥の
震えも
もう会えないかと思った
君は
見上げる
頰を伝う涙を そのままに
僕を見上げる
青く透明に 光る 君の涙
頰を伝って 滑り落ちるのを ずっと みてた
雨の音が 激しい
月も
夜も
闇も
全て 隠して
みてた
分からない
何かを
全て
確かめるように