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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
9/56

六月二十五日 曇り

xx山で除伐。

雑木は少なめ。

傾斜もそこそこだから、仕事はしやすそう。


六月二十六日 晴れ

xx山で除伐。


六月二十七日 晴れ→曇り

xx山で除伐。

今朝はゴブリンが出てきた。

あまり器用そうには見えないけど仕込めば駒うちくらいはできるようにならないだろうか?

そしたら人手不足の解消につながるんだけど。


六月二十八日 晴れ→雨

昼前から雨の予報なのでダンジョンに入った。

ゴブリンはサクッと倒した。

B2に降りて狼と戦う。

狼との戦闘にも大分慣れてきた。

今まで余裕がなかったけど、今日からはB2のマッピングもすることにした。

なんども来てはいるので階段までは順調にマッピングできた。


六月二十九日 雨

今日は土砂降りだ。

ダンジョンに入るまでのわずかな時間で靴がびっしょりになった。

昨日の続きのマッピングをした。

狼を六匹倒した。

一匹ずつならもう大丈夫だろうから、マッピングが終わり次第下に降りてみよう。


六月三十日 雨

昨日からずっと雨の勢いがおさまらない。

町の方では避難準備情報がでてるらしい。

この辺りは高台だから洪水の心配はないけど土砂崩れには注意しなければ。

いくら体が強くなっても土砂の暴威には太刀打ちできない。

非常食や水の確保、道具類の確認をして大人しく家にいることにした。

晩飯は期限切れの缶詰たち。


七月一日 雨

雨は続いているが大分小雨になった。

非常用グッズはとりあえず出したままにしてダンジョンに入った。

B2のマッピングを終わらせる。

だいたい八匹ぐらいがうろついているようだ。

一匹一匹の距離が遠かったので助かっていたけど、下に行けば仲間を呼んだりがありそう。

マッピングを終えたのが三時ごろだったのでB3に降りてみた。

いたのはゴブリンだったが四、五匹の群れになって、うち一匹が武装していた。

二グループ倒したが、武器を持たないゴブリン自体も強くというか賢くなっている気がする。

下に行くにつれて一人では厳しいものを感じた。

欲を言えば後衛が欲しいけど銃とか弓とか扱える奴が近くにいるきがしないなぁ。

夜テレビを見てたらとあるダンジョンの紹介がされていた。

封鎖されていないダンジョンで、水晶系の素材で統一された空間が奇麗だった。

ただそこにイングラ映えとか言って集まる人だかりを見てハエのようだと思った。

イングラ蠅。我ながらなかなかうまいことを言った気がして気分が良かった。

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