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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
6/56

六月四日 晴れ

茶ビン亭からバレ葉二キロの注文。配達。

水越園からも欲しいと言われたので選別をした。

明日来るそうなので今日と明日はでできるだけ選別しなくては。

十時ごろまでかけて五本選別。

一応一階だけは倒しておく。

夕食時テレビを見てたらダンジョン特集だった。

もう一か月になるらしい。

特に目立った混乱は起きてないが、世界中で死者はでているようだ。

ただダンジョンからモンスターが出てこないと確定口調で言われていたのが気になった。

うちだけが特別なんだろうか?


六月四日 晴れ

三本選別。

夕方水越さんが買いに来た。

中葉三本とジャミ一本を買っていく。

もう少し欲しいそうなので明日まで選別。

橋本さんが亡くなった。

心臓発作だったらしい。

つい二、三日前に車ですれ違ったばかりだったのに。

この年で知人の死を目の当たりにすると独り身でいることが不安になってくる。

俺が死んだときすぐに気づいてもらえるのだろうか。


六月五日 晴れ

四本選別。

夕方は橋本さんの通夜。

人当たりが良かった方だったから結構たくさんの人が来ていた。

七十八歳だったらしい。

橋本さんの冥福を祈る。


六月六日 雨

午前中はダンジョンに入る。

B1にも降りたが告別式があるので早めに切り上げる。

十二時から葬儀。

お見送りを終えたあと高志たちと飲むことにした。

みんな橋本さんに世話になった奴らばっかりだ。

橋本さんは明るい人だったし辛気臭いのが嫌いな人だったのでバカ騒ぎをして送り出そう。


六月七日 雨

二日酔い


六月八日 晴れ

三本選別。

昨日は久しぶりにきつかった。

一日グロッキーだったは何年ぶりくらいだろうか。

水越さんが夕方買いに来る。

大葉一本、中葉二本、ジャミ一本を持っていく。

選別は今日でいったん区切り。

明日はダンジョンに入ろう。


六月九日 雨

今日は一日ダンジョンに潜ってみた。

半端になってたB1noマッピングを済ませる。

遭遇したのは六グループ十五匹。

そのうちの一匹が小石を落とす。

漫画的に想像すると魔石だろうか。

使い道は分からないが一応取っておく。

階段もちゃんと見つけたので明日はB2に降りてみよう。


六月十日 雨

梅雨入りが発表された。

今日はB2に降りてみた。

いたのは犬系、たぶん狼のモンスター。

三匹倒した。

一匹ずつだったがいつも先に気づかれるので不意打ちができない。

犬系だと耳も鼻もいいはずだからこれからは不意打ちは期待できない。

せめてこちらが不意打ちされないように索敵には気をつかおう。

今日は音が鳴った。

ただいつもと違う感じがした。

いままで「ピコン」だったのが「ピロン」と聞こえた気がしたがきのせいだろうか


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