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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
30/56

30

十一月十九日 晴れ

なば採り。生出荷。

xx山の下ろし木。

二十二台下ろした。

なば採りは落ち着いてきたので俺は今日から下ろし木。

夕方はダンジョンに。

槍と剣のコンビ。

対処のコツをつかめたのか苦労せず倒せた。

鉄杖の扱いに慣れて武器を絡めとることができるようになったのが大きい。

杖はどちらで突いても変わらないし先端を持ってもケガをしないから扱いに慣れてくると色々な動きが出来て趣深い。

さすがに動画の師範?の人たちみたいな動きはまだまだできないけどこれからも技術を磨いていこうという気になった。


十一月二十日 雨

なば採り。生出荷。

小雨が降っていたのでなば採りだけ。

昼には片付いたので午後からダンジョン。

最初は剣と棍棒。

二つ目が槍と剣。

三つ目が槍と槍。

三つ目の槍二体の時に左肩を負傷したので大事をとってそこまで。

一回にかかる時間がだいぶん短くなってきた。

山の仕事もあるから何とも言えないけど、年内には扉の向こうに挑戦してみたい。


十一月二十一日 晴れ

なば採り。生出荷。

xx山の下ろし木。

二十三台下ろした。

一人は入れ方をしてもらい、終わり次第なば採りに合流という形にした。

夕方はダンジョン。

一つ目は棍棒と棍棒。

二つ目は槍と棍棒。

今日は久しぶりに槍の穂先がドロップした。

ここのところ魔石っぽい石も取ってなかったので久しぶりの回収だった。

あの石もキレイなだけで今のところ使い道がない。

試しに割ってみようか。


十一月二十二日 晴れ

なば採り。生出荷。

xx山の下ろし木。

二十三台下ろした。

今日は一階の掃除だけ。

夕方準備してトレブルに電話。

さとみさんに聞いていたユリさんをお願いした。

今日も短めで。

よかった。

若干太めだが抱き心地がとてもいい。

テクニックはそこまでだけど一生懸命さには癒された。

時間は短め入ったので一回戦。

延長は次が入っててできなかった。

次に入るなら長めの時間でもいいかもしれない。


十一月二十三日 晴れ→雨

なば採り。生出荷。

xx山の下ろし木。

二十四台下ろした。

夕方から本ぶりの雨。

明日の昼まで降るらしい。

これだけ降れば明日のなば採りはしない方がいいので、人夫衆には休んでもらうことにした。

明日は朝からダンジョンに入れそうなので今日は休み。

街に温泉に入りに行った。

帰りにフラッと美奈子の店をのぞいたら高志がいた。

会社の忘年会らしい。

邪魔するのもなんだから一杯だけ飲んで軽く話して代行で帰った。


十一月二十四日 雨→曇り

朝からダンジョンに入った。

最初から

槍 棍棒

槍 剣

槍 剣

槍 剣

剣 棍棒

槍 棍棒

槍 槍

槍 剣

の順で戦闘。

槍二体以外で苦戦は無し。

槍二体では二度ほど服をかすった。

全部倒し終わったのが三時ごろで、外も晴れていたので十台ほど入れ方をした。


十一月二十五日 晴れ

なば採り。

抜き取りして回った。

三時ごろ終わったのでダンジョンに。

棍棒 棍棒

槍 棍棒

剣 棍棒

槍 剣

の順で戦闘。

どれも苦戦せずに倒せた。

成長を感じれてうれしい。

そういえば石を割ってみようと思ったことを思い出したので鉄杖で叩き割ってみた。

そしたらキラキラと光る何かが鉄杖に吸い込まれて鉄杖が仄かに光った。

すぐに消えたがもしかしたら武器の強化につながるのかもしれない。

そういえば最初に比べて鉄杖が赤黒くなって禍々しい雰囲気が出てきている。

表面は程よく滑るので錆びているわけではないのだけど、曰くつきの品と言われれば信じてしまいそうな風格が出ている。

試しに最近使ってない短棒で割ってみたがこっちは光が吸い込まれずそのまま散った。

戻って保管していた石を割ってみたけど何も起こらなかった。

ダンジョンにも入って試してみたものの反応なし。

ドロップしてすぐの魔石を割らないと効果がないのかもしれない。

明日試してみよう。

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