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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
26/56

26

十月二十二日 晴れ

なば採り。

線の修繕と寄せ方。

人夫衆二人に杭や鉄線の修繕と古木を寄せて入れるスペースを空けてもらった。

俺ともう一人でなば採り。

雨でビッショリ濡れたけど、今日は大分乾いていた。

この品がたくさん採れればよかったんだけど。

自然相手の仕事だから文句を言っても仕方がないが、スタートが良かっただけにどうしてもやりきれない思いがある。

今日は品がいいので全部生出荷に回すことにした。

夕方からダンジョン。

B3でハンマーの訓練?息抜きかな。

最近一回のゴブリンをデコピンで倒せるようになった。

さすがに粉砕はしなけど一発で即倒してしばらくすると消えた。

これは何かの拍子に人を殴ってスプラッタみたいなことになるかもしれない。

これまで日常生活ではそこまで気にならなかったけど、酔った勢いで何かやらかせばそのまま人生終わるかも。

気を付けないと。

今日はさとみさんに直接連絡した。

もうお店も辞めてるし相手はできないと言われたので、地雷じゃない娘を教えてもらった。

そのうちの一人が今日出勤みたいだったのでトレブルに電話してサキさんをお願いした。

この間のこともあるので時間は短め。

今日は外れではなかった。

顔もそこそこかわいかったし愛嬌もあったし話しやすかった。

ただ俺にはスレンダーすぎた。

スレンダーが好きな人には大当たりなんじゃないかな。

でも俺は抱きしめたときに柔らかなポチャ気味の女の子の方が好みだ。

さとみさんから教えてもらった娘はあと二人いるので、来月は別の娘に入ってみよう。


十月二十三日 晴れ

なば採り。出荷。

線の修繕と寄せ方。

今日も昨日と同じ。

夕方からはダンジョンでハンマーを振り回した。

今日は音が鳴った。

なんとなくハンマーを振り回されなくなりそうだったけど、思いっきり振り回すことがストレス発散になるので、技術なんか求めずにただただ振り回した。


十月二十四日 晴れ→曇り

なば採り。出荷。

線の修繕と寄せ方。

今日も同じ。

明日が雨の予報なのでいつもより若めに採る。

明日は一日ダンジョンに入ろうと思うので今日は早めに休んだ。


十月二十五日 雨

今日は霧のような弱い雨が一日続いて木にはいい水分補給となった。

一日ダンジョン。

今日は最初からB4で戦闘。

フルメンバーと一回戦ってみたがコマンダーがいるときつい。

勝てずに一度引いた。

一足飛びに行くのはやっぱり危険だ。

一対五になるわけだから勝てる見込みをしっかり持って戦おう。

八グループ倒したあと宝箱の部屋をのぞいてみたけど何もなかった。

何が要因で生成されるんだろう。


十月二十六日 曇り→晴れ

線の修繕と寄せ方。

Z山で春出の新木の下ろし木。

七台下ろした。

今日は風が強く気温も低いためなば採りはしなかった。

榾場の仕事は人夫衆」に任せて、俺は山の様子を見に行ってトラック一台分だけ下ろした。

Z山、xx山共に問題はなさそう。

もう少し冷え込んでから下ろした方がいいのだけど、次の発生が来るまで二週間ぐらいはポツポツ出るくらいだ。

十一月半ばになれば伐採もあるしZ山の分だけでも先に下ろした方がいいかもしれない。

夕方少しだけダンジョンに入った。

B4で二グループだけ倒した。


十月二十七日 晴れ

なば採り。

線の修繕と古木の寄せ方は昨日で終わったらしい。

昨日持って帰ってきた木を入れてもらい、俺は一人でなば採り。

次の目が木の皮を割ってきている。

最初の発生で出が悪かったところがいっぱい芽切っていているので楽しみだ。

今からの時期なら足も短くなって年末にかけて品薄になる商人によく売れるはず。

鍋の時期でもあるし生の値段も上がってくるだろう。


十月二十八日 晴れ

今日は仕事は休み。

ダンジョンにも入らなかった。

榾場も落ち着いているので一日ゆっくりした。

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