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ダンジョン日記  作者: 亜坂コウ
一章
22/56

22

九月二十四日 晴れ→雨

Z山で下ろし木。

二十台下ろした。

三時ごろから雨。

ダンジョンの一階を掃除した。


九月二十五日 晴れ

Z山で下ろし木。

十八台下ろした。Z山は終了。

ダンジョンの一階を掃除した。


九月二十六日 晴れ

今日は一日ダンジョン。

割とスムーズに仕事が進んだので一日探索を挟むことにした。

線の修繕で出た錆びた鉄線をダンジョンに放り込んでおいた。

そういえば壁に刺した目印はダンジョンに吸収されていない。

床に置いた分だけ吸収されるんだろうか?

B4で戦闘。

相変わらず槍持ちには苦戦気味。

コマンダーを取り逃がすこともしばしば。

他のファイターたちには安定して勝てるようになってきているので、早く槍持ちに対応できるようになりたい。

マッピングが終わった。

B3に比べるとだいぶん広い。

それと階段は見つからなかったが、代わりに扉を見つけた。

ボス部屋だろうか?

エリアボスなのかダンジョンボスなのかは分からないので、この階層の敵を一蹴できるくらい強くなったら、扉の先に挑戦してみようと思う。

今しばらくは経験を積んでいくしかない。


九月二十七日 雨

今日もダンジョン。

B4で戦闘。

投擲で敵に避けられることがなくなってきた。

投げるときにコツをつかんだ気がした。

今までは体が勝手に動くような感覚だったのが、今日は自分で明確に動かしている実感があった。

特に音とかはしなかったけど熟練度が上がってスキルレベルが上がったのか、単純に俺がこつをつかんだのかもしれない。

なんにしろ前と同じように確実に一匹倒せるのはなかなか大きい。

槍持ちとの戦闘でも一回だけスムーズに倒すことができた。

この調子でどんどん強くなっていきたい。


九月二十八日 晴れ

xx山で下ろし木。

十五台下ろした。

今年の現場は傾斜がきついところだったのでZ山のようにはいかず。

ただ029の入れ木はあまりないからあと三日もあれば終わりそう。

ダンジョンは一階だけ。


九月二十九日 晴れ

xx山で下ろし木。

十八台下ろした。

xx山はちょっと雑菌が出ている。

乾燥系の菌が出ているので去年の夏場の雨不足が影響していそう。

南向きの斜面なので特に影響が強かったのかもしれない。

ここは春出の品種を多めに打ってるからそれの出来が心配だ。

ダンジョンは一階の掃除。


九月三十日 晴れ

xx山で下ろし木。

十八台下ろした。

入れ木の一本は林内運搬車を持ってこないとどうにもならない。

明日は雨の予報だができれば午前中だけでもってほしいものだ。

今日はダンジョンには入らなかった。

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